東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に115円を挟んだ水準で推移か、米長期金利上昇でドル売り抑制も」
29日のドル・円は、東京市場では114円74銭から114円94銭まで上昇。欧米市場では、115円04銭まで買われた後、114円67銭まで売られたが、114円99銭で取引終了。本日30日のドル・円は主に115円を挟んだ水準で推移か。米長期金利の上昇を意識して、ドル売り・円買いは引き続き抑制される可能性が高いとみられる。
29日の米国債券市場では、長期債などの利回り水準が上昇した。この日行われた7年国債入札で需要は市場予想を下回ったことが影響したようだ。米国を含めて新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)の感染が世界各国で拡大しているものの、経済活動が大幅に低下するとの見方は増えていないことから、安全逃避的な債券買いは縮小した。2年債と10年債の利回り格差は再び拡大しており、投資家の多くは近い将来におけるインフレ鈍化を想定していないことを示唆している。CMEのFedWatchによると、2022年6月時点で0.50ポイント以上の利上げが実施される確率は29日時点で83%程度。0.75ポイント以上の利上げ確率は、41%程度。米金融市場は2022年に3回の利上げが実施される可能性を十分に織り込んでいないものの、12月の雇用統計やインフレ関連指標が市場予想を上回った場合、2022年に3回利上げが実施される確率は一段と上昇する可能性がある。
《午前8時現在》 ドル・円: 114.40円-115.40円 114円台半ば近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 130.00円-131.00円 130円近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 82.80円-83.80円 82円台後半で豪ドル買い興味
通貨別分析
■株式会社フィスコ(以下「フィスコ」という)は株価情報および指数情報の利用について東京証券取引所・大阪取引所・日本経済新聞社の承諾のもと提供しています。
■"JASDAQ INDEX" の指数値及び商標は、株式会社東京証券取引所の知的財産であり一切の権利は同社に帰属します。
■掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した情報源をもとにフィスコが作成・表示したものですが、その内容および情報の正確性、完全性、適時性について、フィスコは保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
■本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告無く変更する場合があります。
■本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し、事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
■フィスコが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
■本資料に掲載される株式、投資信託、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
■本資料は、本資料により投資された資金がその価値を維持または増大することを保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客さまに何らかの損害が発生した場合でも、フィスコは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
■フィスコおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
■投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください。
株式会社フィスコ