目次
▼8日(水)の為替相場
(1):本邦GDPは一次速報から下方修正
(2):英国でコロナ対策強化
(3):オミクロン株に対する懸念が後退
8日(水)の為替相場
期間:8日(水)午前7時10分~9日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):本邦GDPは一次速報から下方修正
日本7-9月期国内総生産(GDP)・二次速報は前期比年率-3.6%となり、一次速報(-3.0%)から下方修正された。同時に発表された10月貿易収支(国際収支ベース)は1667億円の黒字(予想1288億円の黒字)であった。
(2):英国でコロナ対策強化
英政府関係者の話として「オミクロン株の感染拡大を抑制するため、ジョンソン首相は新たな規制をイングランドで導入する」との報道が伝わるとポンドが下落。その後ジョンソン首相は、在宅勤務の推奨や大半の屋内公共空間でのマスク着用と大規模イベントにワクチンパスポートの活用を義務付けるコロナ対策の強化を発表した。
(3):オミクロン株に対する懸念が後退
米ファイザー社と独ビオンテック社は、新型コロナウイルスワクチンのオミクロン株に対する効果について、接種を3回行う事によって、ウイルスの働きを抑える中和抗体の効果が従来のウイルスに対する場合と同じ程度に高まったとする初期的な実験結果を発表した。これを受けてリスク志向が高まるとドル/円やクロス円で円売りが強まった。
8日(水)の株・債券・商品市場
外為注文情報
【情報提供:外為どっとコム】
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本日の見通し
ドル/円の見通し:上下に動きづらい
昨日のドル/円は一時113.95円前後まで上昇。113.30円台へと小緩む場面もあったが、米ファイザー社の既存ワクチンが新型コロナ変異株「オミクロン」にも有効とのニュースを受けて市場心理が改善すると急伸した。ただ、節目の114.00円付近で伸び悩むと前日比0.1%高の113.69円前後で取引を終えた。上向きに転じた5日移動平均線が下値を支えた一方、20日移動平均線に上値を抑えられた格好だ。本日もリスクオンの流れ継続が見込まれる中、113.47円前後にせり上がった5日移動平均線付近の下値は堅いと見るが、20日移動平均線が通る114.00円付近では上値が重くなりそうだ。
市場の関心が明日のNYタイムに発表される米11月消費者物価指数に向かうと見られる事もあって本日のドル/円は動きづらい展開が見込まれる。
注目の経済指標
注目のイベント
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