目次
▼17日(水)の為替相場
(1):日本貿易収支 3カ月連続赤字
(2):豪賃金指数 早期利上げ期待やや後退
(3):英CPI インフレ高進
(4):米住宅着工件数 市場予想届かず
(5):NY原油先物 78ドル台へ下落
17日(水)の為替相場
期間:17日(水)午前7時10分~18日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日本貿易収支 3カ月連続赤字
日本10月貿易収支(通関ベース)は674億円の赤字となり、3カ月連続で赤字を記録。ただ、赤字額は予想(3200億円)ほど大きくなかった。
(2):豪賃金指数 早期利上げ期待やや後退
豪7-9月期賃金指数は前年比+2.2%と予想通りの伸びとなった。豪中銀(RBA)はインフレを目標の2%に維持するためには3%前後の賃金の伸びが必要としている事から、賃金指数の結果を受けて早期利上げ期待がやや後退。豪ドルは弱含んだ。
(3):英CPI インフレ高進
英10月消費者物価指数は前月比+1.1%、前年比+4.2%と予想(+0.8%、+3.9%)を上回り伸びが加速。前年比の伸びは2011年12月以来の高さとなった。小売物価指数や生産者物価指数も伸びが加速しており、英国のインフレ高進が改めて確認された。英中銀(BOE)の利上げ観測を絡めながらポンドは上昇した。
(4):米住宅着工件数 市場予想届かず
米10月住宅着工件数は年率換算152.0万件と、市場予想(157.9万件)に届かなかった。一方、先行指標の同建設許可件数は165.0万件と予想(163.0万件)を上回った。
(5):NY原油先物 78ドル台へ下落
米バイデン政権が、日本、中国、インドに対し原油価格抑制に向け、協調して石油備蓄の放出を検討するよう要請したと報じられた事からNY原油先物(WTI)が1バレル=78ドル台へ下落。これを受けて米長期金利も低下したためドルは売りが優勢となった。米国株が弱含む中で円買いが優勢となった事もあってドル/円は下げ足を速め、その後一時114円台を割り込んだ。クロス円もほぼ全面安となった。
17日(水)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:改めて方向感を探る展開
昨日のドル/円は4年8カ月ぶり高値から一転して下落した。米国経済の強さに着目したドル買いで114.97円前後まで買いが先行したものの、2017年3月以来の115円台を目前に失速。NY市場後半には113.93円前後まで反落した。日足は前日の大陽線を全て打ち消す大陰線となっており、115円台回復に向けた上伸の気勢を削がれた格好だ。
本日は、114円台前半を中心にもみ合いつつ、改めて方向感を探る展開が見込まれる。昨日の急落の引き金となったのは原油安だった。原油安を背景に米長期金利が低下した事でドルロング(買い持ち)を解消する動きが強まったと見られる。本日も原油価格の動向が注目されよう。
注目の経済指標
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