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FX「ドル/円、114.20-40円の攻防へ」 外為トゥデイ 2021年11月12日号

外為トゥデイ

目次

▼11日(木)の為替相場
(1):豪雇用統計は予想より弱い結果
(2):英経済指標を受けポンド弱含む
(3):米早期利上げ期待がドルを下支え

▼11日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:祝日明けの米債市場に注目

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

11日(木)の為替相場

11日(木)の為替相場
期間:11日(木)午前7時10分~12日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪雇用統計は予想より弱い結果

豪10月雇用統計は新規雇用者数が4.63万人減と市場予想(5.00万人増)に反して減少。失業率は5.2%と前月から0.6ポイント悪化した(予想4.8%)。豪主要都市メルボルンを抱えるヴィクトリア州だけで約5万人減少した事が響いた。同州は10月21日までロックダウンが継続していた。

(2):英経済指標を受けポンド弱含む

英7-9月期国内総生産(GDP)・速報値は前期比+1.3%と4-6月期の+5.5%から大きく減速。市場予想(+1.5%)も下回った。英9月鉱工業生産は前月比-0.4%(予想+0.2%)、同貿易収支は147.36億ポンドの赤字(予想143.50億ポンドの赤字)であった。これらを受けてポンドは弱含んだ。

(3):米早期利上げ期待がドルを下支え

米国の祝日(ヴェテランズデー)で債券市場は休場だったものの、前日の米10月消費者物価指数(CPI)の上振れを受けて早期利上げ観測が再浮上する中、ドル買いが優勢となった。ドル/円は114円台を回復した一方、クロス円はドル高によるストレートドルの下落が重しとなり弱含んだ。米国株の下落もクロス円の重しとなった。

11日(木)の株・債券・商品市場

11日(木)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:祝日明けの米債市場に注目

昨日のドル/円は114円ちょうどを挟んで一進一退の展開。114.15円前後までドル買いが先行したものの、114.20-40円前後の上値抵抗を抜けられずに伸び悩んだ。もっとも、前日の米10月消費者物価指数(CPI)の上振れで、米連邦準備制度理事会(FRB)による早期利上げ観測が再浮上する中、113.80円前後で下げ渋るなどドルの下値は堅かった。

本日は、休場明けで取引が再開される米国債利回りの動向がカギとなろう。10月CPIが31年ぶりの高い伸びとなった事で休み前の米10年債利回りは1.57%台に上昇する場面もあった。2年債利回りも一時0.52%台へと上昇しており、本日も利回り上昇が続くかが焦点だ。早期利上げ観測の高まりで利回り上昇が続けば、ドル/円は4日高値(114.28円前後)や1日高値(114.44円前後)を試しに行く可能性もあるだろう。

米連邦公開市場委員会(FOMC)の副委員長でもあるウィリアムズNY連銀総裁の講演にも注目したい。

注目の経済指標

注目の経済指標

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