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FX「政策金利4会合連続引き上げ、来週は米墨加で首相会談、若干弱い」メキシコペソ見通し

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総括

FX「政策金利4会合連続引き上げ、来週は米墨加で首相会談、若干弱い」メキシコペソ見通し

(通貨8位、株価4位)

予想レンジ 5.2-5.7

(ポイント) 
*政策金利は0.25%引き上げて5.0%。4会合連続
*10月インフレは6.24%。目標は3%
*中銀は3Qの景気は減速したが、4Qは持ち直すとした
*中銀はインフレ見通しを上方修正した
*11月18日にUSMCAの首脳会談が予定されている
*ペソ円の注文状況は拮抗
*中銀は年間成長率6.2%見通しは変えず
*9月郷里送金、7カ月連続で40億ドルを上回った
*ペメックス原油高でも赤字に
*株価は好調
*年初来高値更新後、反落。対円で5.666がダブルトップ
*自動車生産が弱い 半導体不足で
*資源関連産業を政府が独占 大統領が法案提出
*米国への貿易依存度が高い
*外需は強いが内需は弱い
*2021年春以降、米国からの旅行者が激増している

(政策金利は0.25%引き上げ5.0%へ。4会合連続)
 政策金利は予想通り、0.25%引き上げられ5.0%となった。利上げは4会合連続。決定は4対1と、全会一致ではなかった。一人は据え置きを主張した。
中銀は声明で「インフレ増大は一過性と考えられているものの、影響が及ぶ可能性のある範囲は不明」と指摘。かなりの規模の影響が幅広い商品に及ぶ恐れがあり、価格形成プロセスやインフレ期待へのリスクになるとし、目標を超えて推移するインフレに懸念を表明した。
 4Q総合インフレ率見通しは6.8%、コアインフレ率見通しは5.5%とし、前回見通しの6.2%、5.3%からそれぞれ引き上げた。
今後の会合では「インフレ圧力の動向およびインフレ見通しやインフレ期待に影響を及ぼす全ての要因を徹底的に精査する」とした。さらにメキシコ経済が3Qに縮小した可能性が示されているとしつつも、4Qから回復が始まると予想。「セクター間に大きな格差が存在する中、不透明な環境が続き、停滞した状況が想定される」とした。

(最近の経済指標)
こじっかり推移していたが対円で伸びないのは、円高が進んでいることもある。対ドルでは小幅上昇中。中国景気減速にともなう資源価格の下落で、一時対円で5.434まで下落したが持ち直してきた。3QのGDPは、前期比では0.2%減と5四半期ぶりにマイナス成長に転じたが、4Qの経済指標では、10月企業信頼感指数、製造業PMI、消費者信頼感指数と改善したことで下げ止まった。ただ10月自動車生産や鉱工業生産は悪化した。
中国の10月貿易収支では輸出入伸びて黒字が拡大したことは好感された。 

(10月消費者物価は6.24%、米国=6.2%とほぼ同じ)
10月消費者物価は前年比6.24%上昇となり9月の6.0%上昇を上回った。コアも5.19%と高い。住宅の電気料金に対する季節的な補助金が終了しエネルギー価格が上昇した。
 米国のインフレも6.2%とほぼ同水準にある。

(米加メキシコ、11月18日に首脳会議 5年ぶり)
 ホワイトハウスは、バイデン大統領が来週18日にカナダのトルドー首相とメキシコのロペス・オブラドール大統領をホワイトハウスに招き、首脳会議を開催すると発表した。
米・加・メキシコ3カ国による首脳会議は2016年以来約5年ぶり。
ホワイトハウスによると、首脳会議では新型コロナウイルスや競争力、成長や移民問題に焦点が当てられる。メキシコ外務省も、3カ国による初の対面形式での首脳会議が開催され、新型コロナへの対応や北米サプライチェーンの競争力強化などを巡り協議すると確認した。
エブラルド外相によると、メキシコはさらに、メキシコ南部や中米の経済発展についても焦点を当てる考えという。また、ロペス・オブラドール大統領はバイデン大統領、トルドー首相と個別で会談する見通しだ。

テクニカル分析

ボリバン中位で抵抗され下落、連続上ヒゲ

日足、年初来高値5.666のダブルトップから下落し一時雲の下へ。反発もボリバン中位上抜けず。ここ2日は長い上ヒゲ続く。11月3日-11日の上昇ラインがサポート。11月10日-11日の下降ラインが上値抵抗。5日線が20日線を下抜く。ボリバン下位。
週足、10月18日週、25日週と上ヒゲが長く下押す。10月4日週-11月1日週の上昇ラインがサポート。5.666がダブルトップ。
 月足、雲下限で抵抗される。雲下での推移が長い(2016年1月以来)。ボリバン中位は上に抜ける。10月は4か月ぶり陽線。21年3月-10月の上昇ラインがサポート。20年2月-21年10月の下降ラインが上値抵抗。
 年足、陽転。15年-20年の下降ラインを上抜く。

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VAMOS MEXICO

メキシコ円注文状況、11月12日7時20分

 売り買い厚いが若干金額では売りが多い。また5.25に損切の売りが入っている

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情報提供元:FX湘南投資グループ
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