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FX「ドル/円、114円台の壁に再挑戦」 外為トゥデイ 2021年11月11日号

外為トゥデイ

目次

▼10日(水)の為替相場
(1):中国経済指標は予想を上回る
(2):米CPIは31年ぶりの高い伸び
(3):米長期金利上昇でドル/円一時114円台

▼10日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:米国祝日で一段高は期待しづらいか

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

10日(水)の為替相場

10日(水)の為替相場期間:10日(水)午前7時10分~11日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国経済指標は予想を上回る

中国10月消費者物価指数(CPI)は前年比+1.5%、同生産者物価指数(PPI)は前年比+13.5%(予想+1.4%、+12.3%)となった。PPIは商品価格の上昇を背景に1995年以降で最も高い伸びを記録した。

(2):米CPIは31年ぶりの高い伸び

米10月消費者物価指数(CPI)は前月比+0.9%、前年比+6.2%と予想(+0.6%、+5.9%)を上回った。前年比の伸びは1990年11月以来、31年ぶりの高水準を記録。食品とエネルギーを除いたコアCPIも前年比+4.6%と予想(+4.3%)を上回り前月(+4.0%)から伸びが加速した。同時に発表された米新規失業保険申請件数は26.7万件と予想(26.0万件)ほどには減少しなかったが、2020年3月以来の低水準となった。

(3):米長期金利上昇でドル/円一時114円台

米30年債入札は応札倍率が低下するなど不調に終わった。これを受けて米長期金利の上昇が加速するとドル/円は114.01円前後まで上伸したが、米国株が金利上昇を嫌気して下落したため伸び悩んだ。クロス円は、株安とストレートドルの下落が重しとなり反落した。

10日(水)の株・債券・商品市場

10日(水)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:米国祝日で一段高は期待しづらいか

昨日のドル/円は終値ベースで約0.9%の大幅高。一時112.77円前後まで下落して下値を試す場面もあったが、NY市場ではインフレ懸念の高まりを受けて米長期金利が急伸する中、114.01円前後まで大きく反発した。

米10月消費者物価指数(CPI)が前年比+6.2%と31年ぶりの高い伸びを示した事で、米連邦準備制度理事会(FRB)の早期利上げ観測が再浮上。ドルは対ユーロで約1.0%高、対ポンドで約1.2%高、対豪ドルでも約0.7%高と全面的に上昇した。ドル/円は20日移動平均線を一気に上抜けており、上値模索の動きが再開しそうな気配が漂っている。

ただ、本日は米国の祝日(ヴェテランズデー)でNY債券市場が休場となるため、米長期金利上昇というドルの追い風は期待できそうにない。今日のところは、10月半ば以降に幾度となく跳ね返された114円台の壁を越えるのは難しいかもしれない。

注目の経済指標

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注目のイベント

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