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FX「ドル/円、『112円台前半の壁』を突破できるか」 外為トゥデイ 2021年10月11日号

外為トゥデイ

目次

▼8日(金)の為替相場
(1):中国財新サービス業PMIは予想を上回る
(2):ECB総裁、ハト派姿勢強調
(3):米9月雇用統計発表
(4):ドル/円19年4月以来高値

▼8日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:112円台前半は2年半に渡る上値抵抗

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

8日(金)の為替相場

8日(金)の為替相場
期間:8日(金)午前6時10分~9日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国財新サービス業PMIは予想を上回る

中国9月財新サービス業PMIは53.4と好・不調の分岐点である50.0を上回り、市場予想(49.2)も上回った。

(2):ECB総裁、ハト派姿勢強調

欧州中銀(ECB)のラガルド総裁は独誌上で、インフレを押し上げているいくつかの要因は今後薄れるであろうとした上で、「現時点での尚早な引き締めは、ユーロ圏の景気回復と雇用に悪影響を及ぼすおそれがある」と述べてハト派姿勢を強調した。

(3):米9月雇用統計発表

米9月雇用統計は、非農業部門雇用者数が19.4万人増にとどまり、前月に続き期待外れの結果となった(予想50.0万人増、前月36.6万人増)。一方、失業率は4.8%と前月から0.4%ポイント低下して予想(5.1%)以上に改善。平均時給は前月比+0.6%、前年比+4.6%と伸びが加速した(予想+0.4%、+4.6%)。また、労働力人口に占める働く意欲を持つ人の割合である労働参加率は前月から0.1%ポイント低下して61.6%となった。そのほか、フルタイムの職を希望しながらパート就業しかできない人なども含めた広義の失業率である不完全雇用率(U-6失業率)は8.5%と、前月から0.3%ポイント改善した。

(4):ドル/円19年4月以来高値

米9月雇用統計は非農業部門雇用者数こそ冴えない結果だったものの、失業率の改善や平均時給の伸び加速などを踏まえると、11月にもテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)に着手するとの米連邦準備制度理事会(FRB)の計画に変更はないとの見方が広がった。そうした中、米10年債利回りはNY原油先物(WTI)が約7年ぶりに1バレル=80ドル台に上昇した事もあって1.60%台に上伸。ドル/円が112円台を回復した動きに連れてクロス円も上昇した。なお、ドル/円はその後112.25円前後まで上値を伸ばして2019年4月以来の高値を付けた。

8日(金)の株・債券・商品市場

8日(金)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

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本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:112円台前半は2年半に渡る上値抵抗

8日のドル/円は年初来高値を更新。米9月雇用統計の発表直後には111.51円前後まで弱含む場面もあったが、米長期金利が上昇に転じる中で112.25円前後まで反発し、2019年4月以来の高値を付けた。

米9月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回ったが、失業率は1年半ぶりの水準に低下した他、平均時給の伸びは前の月から加速した。このため、米連邦準備制度理事会(FRB)の政策判断には影響せず、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)でテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)が決まるとの見方が広がった。

本日のドル/円は、2019年4月高値の112.40円前後を超えられるかが焦点となろう。2年半に渡り上値抵抗となってきた水準であり、戻り売り圧力も相応に強そうだ。それだけに戻り売りをこなして「112円台前半の壁」を突破すれば、上向きの流れがさらに強まりやすくなるだろう。

ただ、本日はコロンブスデーの祝日のため米国の債券市場は休場だ。NYタイムは為替市場の動意が薄れる可能性もある。

注目の経済指標

特になし

注目のイベント

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