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こじっかり。強い石炭需要、民間PMI上昇、中銀は金融引き締め示唆

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総括

こじっかり。強い石炭需要、民間PMI上昇、中銀は金融引き締め示唆

通貨5位、株価10位
予想レンジ 南アランド円 7.2-7.7

(ポイント) 
*石炭価格の上昇、他の資源価格の下げ止まりでランドも落ち着く
*中国恒大や米政府債務問題は和らぐ
*中台緊張は残る
*9月民間部門PMI上昇
*中銀はインフレ懸念を有する
*金属労組のスト始まる
*コロナ禍の規制を緩和した
*11月1日に地方選挙がある
*フィッチは景気見通しを上方修正するも格付けは現状維持とした
*8月の消費者物価上昇率は前年比4.9%
*JPモルガンがランド売り推奨
*2Qの経常収支は黒字額が過去最大
*2QGDPも改善
*2Q失業率と3Q企業信頼感指数は悪化
*インフレ目標は3-4%へ明確化
*弱点は雇用と停電
*経済対策財源は公務員給与の昇給凍結、これを新財務相が受け継ぐかどうか

(資源価格下げ止まりでランドにも買いが入る)
 前回、触れたように下げ止まっている。10月は資源価格が下げ止まっている。特に石炭価格の上昇は生産量の多い南アに有益だ。電力不足の中国の石炭需要が高まっている。9月の民間部門購買担当者景気指数(PMI)は50.7と、前月の49.9から上昇し、6月以降で初めて、好不況の分かれ目となる50を上回った。新型コロナウイルス対策のロックダウンの緩和や企業信頼感の改善が背景。ただ、原材料不足が重しとなった。生産は5月以来初めて増加。景気や顧客の需要が上向き、企業活動が活発化した。ロックダウンの緩和で販売は小幅に増加。企業信頼感は過去6年あまりで最高となった。

(中銀はインフレ懸念示唆)
  金融政策では中銀は半年に1度の金融政策の見直しで、インフレリスクの高まりを強調した。昨年、新型コロナウイルスのパンデミックの景気への影響を和らげるため、主要貸し出し金利を過去最低の3.5%まで引き下げた。過去7回の会合で中銀は金利を据え置いている。ただ、中銀は、金融政策レビューで、2021年上期の予想以上の景気回復は「基調的な物価圧力が当初想定していたよりも強い可能性がある」ことを示唆していると指摘した。「インフレ率が目標の中間値近辺にあり、生産ギャップが縮小していることから、刺激策を縮小してインフレを抑制するために中期的にレポレートを中立水準に調整する必要がある」と説明。刺激策解除が遅れると、物価上昇に追いつくことに苦慮し、インフレ期待が不安定になる恐れがあると指摘した。ロシアやブラジルなどの新興国が今年に入り政策引き締めに動いているのに対して、南ア中銀はかなりの間金利を据え置いている。中銀は、中期的なインフレ見通しを巡るリスクはかなり高まっているとし、そうしたリスクとして、生産者物価の高止まり、持続的な供給逼迫、食品や石油価格の高騰を挙げた。

(脱石炭を急がず 中国から学習)
 南アのマンタシェ鉱物資源・エネルギー相は、石炭火力発電からの移行は段階的に進めると表明、再生可能エネルギーへの切り替えを急がない方針を示した。
 中国が国外での新規の石炭火力発電所の建設を中止すると表明したことに関連して「いつまでも石炭を利用すると言っているわけではない。感情的にではなく、段階的に移行を進めたい」と発言。
「わが国は先進国ではなく、全ての代替エネルギー源があるわけではない」と述べた。
同相によると、南アフリカは、エネルギー源に占める石炭の比率を現在の約75%から2030年までに60%未満に減らし、再生可能エネルギーの比率を増やすことを目指している。
同相は、移行を急ぎすぎれば、中国のようなエネルギー危機に陥いると指摘。「習近平国家主席は現在、石炭の輸入を増やしている」と述べた。

(南ア航空が約1年半ぶりに国内・国際便を再開)
南ア航空は9月23日、約1年半ぶりにヨハネスブルグとケープタウンを結ぶ路線の運航を再開し、27日にはアフリカ5都市(アクラ、キンシャサ、ハラレ、ルサカ、マプト)へのフライトを順次再開した。同社は、2020年3月27日から実施されたロックダウンにより国内線・国際線の全ての便を停止しており、帰国に伴うチャーター便の運航にとどまっていた。かつてはロンドンやフランクフルトなどの欧州向けのフライトで収益を上げていた南ア航空だが、航空機の老朽化に伴う運用コストを踏まえ、国内および近隣諸国への航路に限定した。

(南アの金属労組、無期限ストに突入)
南アフリカ最大の金属労働者組合は10月5日、エンジニアリング部門の賃上げを求めて無期限のストライキに入った。自動車部品の供給に影響が及ぶ恐れがあるとの懸念が出ている。組合側は賃金協定の初年度に一律8%の賃上げ、その後2年はインフレ率プラス2%の賃上げを要求していた。現在インフレ率は約5%。

(グーグル、アフリカに10億ドル投資へ DX)
 グーグルは、今後5年間でアフリカに10億ドルを投資する計画を明らかにした。アフリカのデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するため、高速で安価なインターネット接続を実現するほか、スタートアップ企業を支援する。

テクニカル分析(ランド/円)

下げ渋り、雲上へ上昇

日足、雲上へ。10月7日-8日の上昇ラインがサポート。9月14日-10月8日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き。雲中。ボリバン上位へ。
週足、8月23週-10月4日週の上昇ラインがサポート。9月13日週-10月4日週の下降ラインが上値抵抗。雲の上。
月足、9月は雲に入れず下落。20年5月-21年8月の上昇ラインがサポート。21年6月-9月の下降ラインが上値抵抗。雲の下。
年足、18年-20年の下降ラインを上抜く。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。20年の下ヒゲも効いている。

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喜望峰

モデルナ、アフリカにワクチン工場建設へ

 米バイオ製薬会社モデルナは、新型コロナウイルス向けなどメッセンジャーRNAワクチンを生産する工場をアフリカに建設する計画を明らかにした。
アフリカ大陸での医薬品製造を求める声に応える。投資額はおよそ5億ドルで、年間5億回分のワクチン生産が可能。ワクチンの封入や梱包も行う。
候補地の選定を近く開始するとしている。アフリカ大陸に自社工場を建設するのは大手製薬会社ではモデルナが初めて。


情報提供元:FX湘南投資グループ
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