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「ドル/円は米10年債利回りに追随」 外為トゥデイ 2021年9月10日号

外為トゥデイ

目次

▼9日(木)の為替相場
(1):中国CPIとPPIはまちまちの結果
(2):ECB理事会を受けたユーロ買いは一時的
(3):ECB理事会の中では米指標への反応は限定的
(4):米長期金利と米国株の低下で弱含み

▼9日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:レンジ継続の公算

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

9日(木)の為替相場

f:id:gaitamesk:20210910091613p:plain期間:9日(木)午前6時10分~10日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国CPIとPPIはまちまちの結果

中国8月消費者物価指数(CPI)は前年比+0.8%と前月(+1.0%)から伸びが鈍化した一方、中国8月生産者物価指数(PPI)は前年比+9.5%に加速(前月+9.0%)した。市場予想はCPIが+1.0%、PPIが+9.0%だった。

(2):ECB理事会を受けたユーロ買いは一時的

欧州中銀(ECB)は予想通りに政策金利(0.00%)及び預金ファシリティ金利(-0.50%)の据え置きを決定。声明では「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)のペースを小幅に減速する」と表明した。ユーロは小幅に買いが先行したが、PEPP減速も織り込み済みとあって買いは続かなかった。

その後、ラガルド総裁が会見し「経済は年末にはコロナ危機前の水準を回復するだろう」としながらも「パンデミックの悪化、サプライチェーンの逼迫の長期化などで、景気回復基調が弱まるリスクもある」と指摘。PEPPについては「3カ月に一度の微調整でテーパリングではない」との見解を示した。これを受けてユーロは下落した。

なお、ECBが発表したスタッフ予測では、2021年のインフレ率見通しを2.2%(従来1.9%)、22年は1.7%とした。GDP成長率見通しは21年が5.0%(従来4.6%)、22年は4.6%(従来4.7%)とした。

(3):ECB理事会の中では米指標への反応は限定的

米新規失業保険申請件数は31.0万件と予想(33.5万件)を下回り、2020年3月中旬以来の水準に改善した。ただ、ラガルドECB総裁の会見中でドルの反応は限定的だった。

(4):米長期金利と米国株の低下で弱含み

米30年債入札(240億ドル)は、応札倍率が前回を上回るなど順調に消化された。これを受けて米10年債利回りが低下幅を拡大し、1.30%を割り込むとドル/円は109.62円前後まで下値を切り下げた。

S&P500が4日続落するなど米国株が軟調に推移する中、クロス円も弱含みで推移した。

9日(木)の株・債券・商品市場

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外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

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ドル/円の見通し:レンジ継続の公算

昨日のドル/円は終値ベースで約0.5%下落。米長期金利の低下を受けてドル売りが強まった。米30年債入札が順調に消化された事で10年債利回りが1.30%を割り込んで低下すると109.62円前後まで下値を拡大した。米10年債利回りはここ1カ月間、およそ1.21%から1.38%のレンジで推移しており、今回も上抜けに失敗した格好だ。米10年債利回りがレンジ色を強めるのと歩調を合わせてドル/円も109円台後半から110円台前半の狭いレンジで推移している。

本日は米8月生産者物価指数(PPI)に注目したい。市場予想は前年比+8.2%となっており、統計が現行の集計方式に変わった2010年以降で最高の伸びになると見られている。PPIが大幅に予想を下回らなければ、米10年債利回りが直近レンジの下限(1.21%前後)に向けて低下する展開にはなりにくいだろう。ドル/円の下値も限られる公算で109.40-50円台は引き続きサポートになりそうだ。

注目の経済指標

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注目のイベント

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