2021年9月10日
【ドル/円】：一方向へ抜け出す可能性に注意。
ドル/円は小陰線で終え、小幅続落となりました。上値トライに失敗しており、日足の抵抗を若干下抜けて終えていますが、“ダマシ”の範囲内にあり、109.70以下で終えるか109.50割れを見ない限り、突っ込み売りにも注意が必要です。 値動きの収縮が極まっており今日中にもどちらに抜け出す可能性が高い状態です。110.40超えで終えれば一段のドル上昇へ。109.70以下で終えた場合は一段の下落に繋がり易くなります。 下値リスクがやや高いので買いは1日様子見です。売りは110.00-10で戻り売り。上値余地を110.20-30まで見て置く必要があります。損切りは110.50で撤退です。 日足の上値抵抗は110.20-30，110.80-90に、下値抵抗は109.10-20，108.70-80，108.50-60にあります。
【ユーロ/円】：上値の重い展開続く。
ユーロ/円は小幅続落となり130円台を維持できずに終えています。日足の形状が悪化しており129円台の足元を固め直す動きが強まると見られます。買いは129.00-10まで引きつけて。損切りは128.40で撤退です。売りは様子見か130.60-70の戻り待ちとします。損切りは131.10で撤退です。上値抵抗は130.20-30，130.60-70，130.90-00に、下値抵抗は129.30-40，129.00-10にあります。短期トレンドは128.50割れで“ニュートラル”に変化、128円割れで終えた場合は“ユーロ弱気”に変化します。逆に131.00超えで終えた場合は一段の上昇に繋がり易くなります。
【ユーロ/ドル】：下値余地が限られる可能性。
ユーロ/ドルは値幅の小さい陽線引けとなりました。パンデミック緊急購入プログラム（PEPP）の縮小が決定されましたが、ペースが緩やかなこと、緩和的な状態に変わりないことから上値を抑えられる展開となりました。強い上昇エネルギーは感じられないものの、下値抵抗を守っており、押し目買い方針継続とします。買いは1.1810-20で買い狙い。1.1770で浅めに撤退です。売りは様子見か1.1890-00の戻り待ちとします。損切りは1.1930で撤退です。上値抵抗は1.1840-50，1.1890-00に、下値抵抗は1.1800-10，1.1740-50にあります。1.1700割れで終えない限り、短期トレンドは変化しません。
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。
