東京市場オープニングコメント
「ドル・円は107円台で推移か、原油安でリスク回避の円買いが優勢となる可能性」
20日のドル・円は東京市場では107円49銭から107円95銭まで反発。欧米市場でドルは107円60銭まで下げた後に107円86銭まで反発したが、107円62銭で取引終了。
本日21日のドル・円は、107円台で推移か。原油安は主要国の株式市場を圧迫するとの見方が広がった場合、リスク回避的な円買いが優勢となる可能性がある。20日のニューヨーク市場で米WTI原油先物5月物は史上初めてマイナス圏に下落した。「原油需要の急激な減少を受け米オクラホマ州クッシングの原油受け渡し場所の貯蔵施設が満杯になる」との見方が広がったことが原油先物の暴落につながったようだ。WTI原油先物5月限は一時-40.32をつけた。売買高が最も多い6月限の清算値は20.43ドルだが、こちらも前営業日比-4.60ドルの大幅安となっている。原油輸入国にとって原油先物の下落は悪い話ではないが、産油国の財政悪化を招く一因となることから、主要産油国の対応が注目される。市場参加者によると、「クッシングの貯蔵施設は、向こう数カ月は満杯の状態が続く」と予想されており、大規模な追加減産をすみやかに実行できない場合、原油先物6月限は短期間で大幅に下落する可能性が高いとみられている。
《午前8時現在》ドル・円: 107.00円-108.00円 107円近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 116.50円-118.00円 116円台半ば近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 67.80円-69.00円 67円台後半で豪ドル買い興味
通貨別分析
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