東京市場オープニングコメント
「ドル・円は109円台前半で推移か、リスク選好のドル買い継続も」
7日のドル・円相場は、東京市場では108円65銭から109円12銭まで上昇。欧米市場でドルは108円93銭から109円49銭まで一段高となり、109円31銭で取引を終えた。
本日8日のドル・円は主に109円台前半で推移する見込み。米国と中国による追加関税の段階的撤回への期待は残されており、リスク選好的なドル買い・円売りは継続する可能性がある。
報道によると、米国と中国は通商協議の第1段階の合意の一環として、双方が発動した追加関税を段階的に撤廃することで合意した。中国商務省の報道官は7日の会見で、「中国と米国は双方が発動した追加関税を段階的に撤廃することで合意した」との見方を伝えた。一部報道によると、追加関税を段階的に撤廃する合意について米ホワイトハウス内や外部の顧問から激しい反対論が出ているとみられ、米ホワイトハウスは7日、「対中関税撤廃は決定事項ではない」と発表している。市場関係者の間からは「追加関税の段階的な撤回で米中が合意したことを中国側が先に伝えたことは注意すべき」との声が聞かれている。それでも、米中の当局者から追加関税の段階的な撤回に関するコメントが出ていることから、市場関係者の一部は「12月初旬までに通商協議の第1段階の合意について署名される可能性は高い」と想定しており、米中双方は重要事項の適切な解決に向けてさらに協議を進める可能性があるとみられている。
《午前8時現在》ドル・円: 108.80円-109.80円 108円台後半でドル買い興味
ユーロ・円: 120.20円-121.20円 120円台前半でユーロ買い興味
豪ドル・円: 74.80円-75.80円 74円台後半で豪ドル買い興味
通貨別分析
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