豪ドル/円今日の見通し「リスク回避で豪ドル買い？」2025/5/26

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短期トレード即効チャージ　豪ドル円

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は反発。終値は前日比+0.33ドルの1バレル＝61.53ドル（5月23日）。

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・5月20日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。市場予想通り政策金利を3.85％へ25bp（0.25%ポイント）引き下げた。同時に公表された金融政策報告内の経済見通しでは25年末の国内総生産（GDP）成長率やインフレの予測などが前回（2月）から下方修正された。

・5月15日発表の豪4月雇用統計は、雇用者数が市場予想（2.25万人増加）に対して8.90万人の増加だった。失業率は4.1%で前月から横ばい。労働参加率は67.1%だった。

・5月2日に発表された豪3月小売売上高は前月比+0.3%と市場予想通（+0.4%）を下回った。

・4月30日に発表された豪1-3月期CPIは前年比+2.4%（予想：+2.3%）で前四半期から横ばいだった。また同CPIトリム平均は前年比+2.9%だった（予想：+2.8%、前四半期：+3.3%）。
同時に発表された豪3月消費者物価指数（CPI）は前年比+2.4%（予想：+2.3%、前月：+2.4%）だった。また、3月CPIトリム平均は+2.7%で前月から横ばいだった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

リスク回避で豪ドル買い？

本日は豪州の主要な経済指標の発表は予定されていないほか、米国や英国は祝日休場のため、様子見ムードが強い日となりそうだ。トランプ米大統領は先週末の金曜日（23日）にiPhoneを米国内で製造しなければアップルに対して25%の関税を賦課する考えを示したほか、欧州連合（EU）に対しては6月1日から50%の関税を発動する意向を示した（※EUに対する関税は26日早朝に「7月9日まで発動を延期で合意」と発表）。これらの発言を受けて、リスク回避の動きが優勢となった。通常であれば、資源国通貨である豪ドルはリスク回避の動きが強まると弱含みやすいが、今回はトランプ大統領の発言直後こそ豪ドルは売られたが、その後は対円、対米ドルともに豪ドルは買われた。一連のトランプ大統領の発言は、米経済に悪影響を及ぼすため米ドルが売られたが、豪州への影響は軽微と市場が判断したようだ。今後も、トランプ大統領の関税関連の発言でリスク回避の動きが強まったとしても豪ドルは売り一辺倒にはならない可能性もある。発言内容と豪州への影響をしっかり見極めたい。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目材料

日中株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に太陽が覗き、豪ドル/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。

【情報提供：外為どっとコム】

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