
トランプ大統領はEUには6月1日から50%の関税を発動したいとし、アップルに関しては海外生産分は25%の関税を払うべきと主張している。アップル株は3%安となった。一方で、日本製鉄のUSスチール買収を承認したことが伝わっており、USスチール株は急騰している。
日本株は「トランプ関税リスク」の再燃を嫌気した売りが優勢になると予想する。鉄鋼株には見直し買いも期待できるが、電子部品株にはネガティブな影響が想定される。全体では外需の買いづらさが強く意識されそう。本日の米国はメモリアルデーにより休場で、あすは材料難が予想される。反転期待が高まりづらい中、安く始まり、下押し圧力の強い地合いが続くだろう。日経平均の予想レンジは36600円-36900円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ