4地域の今後1週間のスケジュールをお届けします。
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 研究員 宇栄原宗平
目次
▼欧州(ユーロ圏・英国)
BOE利下げ確実視、今後の利下げペースは
▼アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
日銀、次回利上げとの距離感を探る
▼新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
メキシコ、トランプ関税に対して報復措置?
北米(米国・カナダ)
重要イベント
2/3☆米1月ISM製造業景況指数
2/3◎ムサレム米セントルイス連銀総裁講演
2/4☆米12月JOLTS求人件数
2/4◎アルファベット10-12月期決算
2/5☆米1月ADP全国雇用者数
2/5◎米12月貿易収支
2/5☆米1月ISM非製造業景況指数
2/5◎グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
2/6☆米新規失業保険申請件数
2/6◎ウォラーFRB理事講演
2/6◎アマゾン10-12月期決算
2/7◎カナダ1月雇用統計
2/7☆米1月雇用統計
2/7◎米2月ミシガン大消費者信頼感指数・速報値
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)はタカ派的な据え置きとして受け止められ早期利下げ観測がやや後退しました。今後の利下げペースを巡り7日の米1月雇用統計が最重要指標として関心が寄せられます。その他、米1月ISM製造業・非製造業景況指数にも注目です。
北米のイベント
欧州(ユーロ圏・英国)
重要イベント
2/3☆ユーロ圏1月消費者物価指数・速報値
2/6◎ユーロ圏12月小売売上高
2/6☆BOE政策金利
2/6☆BOE議事録
2/6☆BOE金融政策報告
2/7◎独12月鉱工業生産
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
市場では6日の英中銀(BOE)金融政策委員会(MPC)で25bp(0.25%ポイント)利下げを決定することがほぼ確実視されています。そのため、次の利下げ時期を探る上で声明や同時に発表する金融政策報告が注目されそうです。
欧州のイベント
アジア・オセアニア(日本・中国・豪州・NZ)
重要イベント
2/3☆日銀金融政策決定会合における主な意見(1月23-24日分)
2/3◎豪12月小売売上高
2/3☆中国1月財新製造業PMI
2/5◎NZ10-12月期失業率
2/5◎NZ10-12月期就業者数増減
2/5◎日本12月現金給与総額
2/5◎中国1月財新サービス業PMI
2/6◎豪12月貿易収支
2/9☆中国1月消費者物価指数
2/9◎中国1月生産者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
1月24日に日銀は政策金利を0.5%に引き上げることを決定。植田日銀総裁は記者会見で「中立金利にはまだ相応の距離があると見ている」としてまだ利上げの余地があることを示唆しました。3日に公表される日銀会合の主な意見から次の利上げへの距離感を探ることになるでしょう。
アジア・オセアニアのイベント
新興国(トルコ・南ア・メキシコ・シンガポール)
重要イベント
2/3◎トルコ1月製造業PMI
2/3◎トルコ1月消費者物価指数
2/4◎メキシコ1月製造業PMI
2/6☆メキシコ中銀政策金利
2/7◎メキシコ1月消費者物価指数
☆特に重要 ◎重要
※カレンダーにないイベントも掲載することがあります
ここがポイント
市場では6日のメキシコ中銀金融政策決定会合において50bp利下げが決定されると予想されているため注目です。他方でトランプ米大統領は2月1日にメキシコへ25%の関税賦課を発動すると表明しています。メキシコは報復関税を課す用意があるとしているため関連報道にも注目です。
新興国のイベント
お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信
外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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