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ドル・円は底堅い値動きか、ドルに下押し圧力も米雇用統計にらみ

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、ドルに下押し圧力も米雇用統計にらみ」
 7日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。今晩の米新規失業保険申請件数が弱い内容なら、連邦準備制度理事会(FRB)引き締め後退の思惑でドル売り先行。ただ、明日の米雇用統計を前に、過度なドル売りは縮小しそうだ。
 前日発表された米ADP雇用統計は5日のJOLT求人件数に続いて低調な内容となり、FRBの引き締め政策をさらに後退させた。ただ、長期金利は低下したが、欧州中銀(ECB)の利下げ観測でユーロ売りに振れ、ユーロ・ドルは1.08ドル付近から1.07ドル半ばまで下落。ドル・円は147円付近で下げ渋った後、小幅に戻した。本日アジア市場で日本株の下げ幅拡大などで円買いに振れたが、米金利安の一服でドルの下値は堅い。この後の海外市場は米金利や株価が手がかり。今週発表された米国の雇用関連統計は低調な内容が相次ぎ、金融引き締め観測を一段と弱めた。景気減速も警戒され、金利安・ドル安に振れやすい。ただ、今晩の新規失業保険申請件数は増加が予想されるが、明日の雇用統計は非農業部門雇用者数が前回を上回る見通し。失業率や平均時給も含めて見極めようと、過度なドル売りを抑制。ドル・円は下値で押し目買いが期待される。




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