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豪ドル/円 今日の見通し「12:30 RBA政策金利発表!金利据え置きでも豪ドルが買われる可能性あり」2023/12/5

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

昨日から現在までの相場

本日12:30 RBA政策金利発表!
・11月7日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%へ0.25%の利上げを実施した。

・NY原油先物市場は続落。30日に開催された石油輸出国機構(OPEC)プラス会合で決まった追加減産に対する懐疑的な見方が引き続き売り材料となった。終値は前日比-1.03ドルの1バレル=73.04ドル(12月4日)。

・11月29日に発表された豪10月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+4.9%となり豪州のインフレは前月(+5.6%)から大幅に鈍化した。
10月25日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+5.4%となり、前四半期(+6.0%)から鈍化した。

・11月16日発表の豪10月雇用統計は、雇用者数が市場予想(2.40万人増)を大幅に上回る5.50万人の増加だった。失業率は3.7%へ上昇、労働参加率は67.0%へ上昇した。

今日のメインシナリオは

12:30 RBA政策金利発表!金利据え置きでも豪ドルが買われる可能性あり

本日はRBAが金融政策会合を開催し、政策金利が発表される。RBAは11月の会合で0.25%の利上げを実施した。そして11月29日に発表された豪10月月次CPIは豪州のインフレが前月から大きく鈍化していることを示した。そのため、市場は「今回の会合ではRBAは金利を据え置く」との見方が優勢となっている。
注目は政策金利と同時に公表される声明だ。11月会合の議事要旨を見ると、RBAのインフレ予測はあと1~2回の利上げを想定したものだとの説明がある。前述の通り豪州のインフレは急速に低下を示した。市場では米国や欧州(ユーロ圏)、英国などの主要国は利上げが終了との見方が強まっているため、RBAがタカ派的なスタンスを維持すれば豪ドルは買いで反応することになりそうだ。

この先の個別相場変動

■RBAが声明で追加利上げの可能性を示唆する
⇒米国や欧州(ユーロ圏)などは利上げ終了との見方が強い
⇒豪ドルは買われる

豪ドル円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

RBA会合
日米株価指数動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。7時に豪ドル/米ドルのストキャスティクスで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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