FX/為替「ドル/円、33年ぶり152円台目前 米CPIに注目」 外為どっとコム トゥデイ 2023年11月14日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年11月14日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼13日(月)の為替相場
(1):コーラーRBA総裁補発言
(2):鈴木財務相 円安けん制発言
(3):英国 新外相に元首相を起用
(4):ドル/円 昨年高値に迫るも急落

▼13日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:神経質な値動きとなる場面が増えそう/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

13日(月)の為替相場


期間:13日(月)午前7時00分~14日(火)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):コーラーRBA総裁補発言

豪中銀(RBA)のコーラー総裁補は「インフレ率を目標に戻すための次の段階は、これまで以上に時間がかかる可能性がある」として「仮に高インフレが人々の期待に定着した場合、それを巻き戻すためにはさらなる金利と失業率の上昇を伴って非常に高いコストがかかることになるだろう」との見解を示した。

(2):鈴木財務相 円安けん制発言

ドル/円が10月31日に付けた151.71円前後を上抜けた為替相場について、鈴木財務相は「水準についてコメントしない」としながらも「急激な変動は好ましくない」「市場を注視し、緊張感を持って万全の対応する」と述べた。

(3):英国 新外相に元首相を起用

英国のスナク首相は、キャメロン元首相を新外相に指名したと発表。イスラエル軍によるガザ地区への軍事作戦に抗議するデモを批判したとして解任されたブレーバーマン内相の後任にクレバリー外相を充て、次期外相に2010年5月から16年7月まで首相を務めたキャメロン氏を起用した。

(4):ドル/円 昨年高値に迫るも急落

ドル/円は151.91円前後まで上昇して昨年10月に付けた1990年8月以来の高値(151.94円前後)に迫ったが、直後に151.20円台へと急落。値幅から見て日本政府・日銀による円買い介入ではなかった模様で、すぐに151円台後半へと値を戻したが、介入を巡り市場が神経質になっていることが浮き彫りになった。

13日(月)の株・債券・商品市場

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:神経質な値動きとなる場面が増えそう

昨日のドル/円は年初来高値を更新。相対的に金利が低い円を売る動きが続く中、151.91円前後まで上昇して昨年10月に付けた1990年以来の高値151.94円前後に迫った。その直後には、日本政府・日銀による円買い介入を思わせる動きで151円台前半に急落する場面もあったが下値は堅く、ほどなく151円台後半へと持ち直した。
本日は、NY市場で米10月消費者物価指数(CPI)が発表される。ドル/円が33年ぶり高値を更新して152円台に乗せるきっかけとなるか注目したい。米10月CPIの市場予想は総合が前年比+3.3%、コアが前年比+4.1%となっており、総合CPIは9月の+3.7%から鈍化する一方、コアCPIは9月と同じ伸びになると見込まれている。米連邦準備制度理事会(FRB)がサービス価格の高止まりを警戒しているだけに、コアCPIの上ブレには米長期金利とドルが上方向に強く反応する可能性がある。
もっとも、仮にドル/円が152円台へ続伸すれば、円買い介入を巡る警戒感はさらに高まることになりそうだ。明日15日から米サンフランシスコで始まるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議を前に、本邦当局としては介入には踏み切りにくいとの見方もあるが、財務省の神田財務官は今月1日に「(介入は)スタンバイだ」と発言しており、いつでも発動できる臨戦態勢を整えていると考えられる。仮に介入がなくとも、昨日のように自律的に円が急伸するなど、警戒感から神経質な値動きとなる場面が増えそうだ。

注目の経済指標:米消費者物価指数

注目のイベント:米金融当局者発言

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