
米国株は3指数の方向性がそろっておらず、日本株は動きづらい展開を予想する。国内はきょうで決算発表が概ね一巡することもあり、個別に材料がある銘柄以外は積極的な売買が手控えられそうだ。CME225先物は強めのスタートを示唆している。きのうの日経平均は米国株高を受けて高く始まった後、大きく失速したが、これに関しては、ムーディーズが米国債の格付け見通しを引き下げたことへの警戒が強まった可能性がある。この場合、13日の米国株が落ち着いた動きであったことは安心材料となるため、きのう値を消した分を修正する動きが出てくることは期待できる。ただ、それでも米CPIの発表を前に手がけづらさは意識されることから、高く始まったとしても上値追いには慎重となるだろう。日経平均の予想レンジは32600円-32800円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ