東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に149円台で推移か、中東情勢悪化を懸念してドルは上げ渋る可能性」
16日のドル・円は、東京市場では149円36銭から149円58銭まで反発。欧米市場では149円41銭から149円76銭まで反発し、149円53銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に149円台で推移か。中東情勢の悪化が引き続き警戒されており、ドルは上げ渋る可能性がある。 報道によると、トルコのフィダン外相は10月16日、イスラム組織ハマスの最高指導者イスマイル・ハニヤ氏との電話会談で、ハマスが人質にしている民間人の解放について協議したもよう。トルコ外務省関係筋によると、フィダン外相とハニヤ氏は、ハマスがイスラエルからガザ地区に連れ去った民間人の解放の可能性について協議したとみられている。また、トルコのエルドアン大統領はイランのライシ大統領、英国のスナク首相、ギリシャ首相と会談を行い、紛争の早期終結やガザ地区の人道問題の解決に向けた方策などについて協議したと報じられている。関係者によると、トルコはハマスをテロ組織と認識していないため、ハマス最高指導者と対話することができる。紛争のすみやかな解決に向けた調整がいくつかのレベルで進められているが、予断を許さない状況がしばらく続くため、リスク選好的な為替取引がただちに拡大する可能性は低いとみられる。は物価安定回復に向けた一様でない進展を浮き彫りにした」との見解を伝えた。コリンズ総裁は講演で、「利上げサイクルのピークにある、もしくは極めて近い可能性があると確信しているが、一段の引き締めについても排除しない」と述べた。また、「国債利回りの上昇が続けば、短期的に一段の金融引き締めを実施する必要性を低減させる公算が大きい」との見方も伝えた。市場参加者の間からは「米国のインフレ率は緩やかに低下しているが、2%の物価目標に到達する時期を予測することは難しい」との声が聞かれている。外部環境が大きく変化した場合、インフレ見通しにも影響を与える可能性があるため、一部の市場参加者は「米金融当局は追加利上げを見送り、政策金利を一定期間据え置くことが妥当との判断に傾いている」と指摘している。
《午前8時現在》 ドル・円: 148.80円-150.20円 148円台後半でドル買い興味
ユーロ・円: 157.00円-158.50円 157円近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 94.00円-95.30円 94円近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
■株式会社フィスコ(以下「フィスコ」という)は株価情報および指数情報の利用について東京証券取引所・大阪取引所・日本経済新聞社の承諾のもと提供しています。
■"JASDAQ INDEX" の指数値及び商標は、株式会社東京証券取引所の知的財産であり一切の権利は同社に帰属します。
■掲載される情報はフィスコが信頼できると判断した情報源をもとにフィスコが作成・表示したものですが、その内容および情報の正確性、完全性、適時性について、フィスコは保証を行っておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
■本資料に記載された内容は、資料作成時点において作成されたものであり、予告無く変更する場合があります。
■本文およびデータ等の著作権を含む知的所有権はフィスコに帰属し、事前にフィスコへの書面による承諾を得ることなく本資料およびその複製物に修正・加工することは堅く禁じられています。また、本資料およびその複製物を送信、複製および配布・譲渡することは堅く禁じられています。
■フィスコが提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
■本資料に掲載される株式、投資信託、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
■本資料は、本資料により投資された資金がその価値を維持または増大することを保証するものではなく、本資料に基づいて投資を行った結果、お客さまに何らかの損害が発生した場合でも、フィスコは、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
■フィスコおよび関連会社とその取締役、役員、従業員は、本資料に掲載されている金融商品について保有している場合があります。
■投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客さまご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください。
株式会社フィスコ