「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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目次
今日のドル円 トレードシナリオ
テクニカル分析で環境認識
①日足:上昇基調継続・・・20日移動平均線を下値支持に144円台から切り返すと146円台へ持ち直し下ヒゲ陽線が出現しました。10日線を上抜けたこともあり上値余地を探る展開も考えられますが、146円台後半が上値抵抗として意識されそうです。
②4時間足:146円台の上値が重い・・・10・20・80本移動平均線が密集しつつほぼ横ばい、RSIは50ライン近辺で横ばいとなっていることから方向感のない推移となっています。底堅い推移が続く一方で146円台の上値も重くもみ合い相場になる可能性があります。
ドル/円 日足 ネオチャート
トレード方針:押し目買い方針
③相場展開の予想・・・本日は方向感のない展開となりそうです。その中でも上昇基調が継続しており底堅い値動きとなっていますので買い目線で考えていきたいところです。
④トレードタイミング・・・以下の60分足を見た際の押し目買いポイントは146.00-146.20円、145.50円程度の水準が押し目買いポイントになりそうです。なお、146.50-60円に近づくにつれて伸び悩む可能性があるため注意しましょう。
ドル/円 60分足 ネオチャート(図1)
ドル/円 外為注文情報(図2)
https://www.gaitame.com/markets/order/
注目経済指標・イベント
⑤ポイント解説・・・本日は米国がレイバーデーの祝日のためNY株式・債券市場が休場となります。また、ドル/円相場に直接影響のありそうな重要イベントも予定されていません。ドル/円は146円台では上値が重くなる一方で、145円台に差し込むようだと底堅さが増すと見られ、方向感を伴わない値動きが続く公算です。
9/4(月)
20:30 エルダーソンECB専務理事講演
22:00 ナーゲル独連銀総裁講演
22:30☆ラガルドECB総裁講演
23:00 パネッタECB専務理事講演
※☆は特に注目の材料
動画で注目ポイントを解説
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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