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ドル・円は下げ渋りか、米FOMCにらみも日銀の緩和維持に思惑

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は下げ渋りか、米FOMCにらみも日銀の緩和維持に思惑」

 26日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想する。米連邦公開市場委員会(FOMC)で想定ほどタカ派的でなければドル売り優勢の見通し。ただ、その後の日銀金融政策決定会合で緩和政策維持の見方は根強く、円売りがドルを支える。
 25日発表された米消費者信頼感指数は予想を上回る強い内容となり、景況感は改善。それに先立つドイツの低調なIFO企業景況感指数で、ユーロ・ドルは1.1020ドル台に沈んだ。ただ、米金利高は抑制され、ドル・円は141円を割り込む場面も。本日アジア市場は下げづらい米金利を背景にドルは売りづらく、主要通貨は伸び悩む展開に。ドル・円は日銀の政策に関する思惑が交錯し、141円を挟んでもみ合う展開となった。
 この後の海外市場は米金融政策が焦点。FOMCでは利上げ再開が予想されるものの、織り込み済みで反応は限定的とみられる。また、従来通りインフレ抑止の姿勢を堅持しながらも、政策方針を明示しなければドル売りが強まる可能性があろう。一方、27-28日開催の日銀金融政策決定会合はインフレ見通しの上方修正などが報じられる。ただ、長短金利差(YCC)の撤廃などは想定できず、緩和維持を見込んだ円売りがドルをサポートする。

通貨別分析

 

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