東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に144円を挟んだ水準で推移か、円買い介入警戒でドル高一服の可能性も」
27日のドル・円は、東京市場では143円29銭から143円66銭まで反発。欧米市場では143円30銭まで売られた後、144円17銭まで上昇し、144円08銭で取引終了。本日28日のドル・円は主に144円を挟んだ水準で推移か。引き続き日本の円買い介入が警戒されており、ドル高円安は一服する可能性がある。報道によると、欧州中央銀行(ECB)の金融政策当局者は、7月と9月の理事会で利上げ停止を可能とする証拠を得られるとは考えていないことが判明した。報道によると、国際会議「ECBフォーラム」に参加した7人の金融当局者によると、ユーロ圏経済は低迷の兆候があるものの、多くのメンバーが7月と9月の理事会で金利を引き上げるとの見通しを示したようだ。また、ECBのラガルド総裁は「金利を景気抑制的にする必要がある」、「急な政策転換への期待は防ぐ必要がある」との見方を伝えており、7月以降も利上げが続く可能性が高いことを示唆した。市場参加者の間からは「ECBは2%の物価目標を早い時期に達成することを優先しており、景気への配慮は十分ではない」、「利上げによってユーロ圏経済は2024年にかけて大幅に減速する可能性がある」との声が聞かれている。追加利上げ観測が高まり、足元ではリスク選好的なユーロ買いが観測されたが、中期的なユーロ相場については予断を許さない状況が続くとみられる。
《午前8時現在》 ドル・円: 143.30円-144.60円 143円台前半でドル買い興味
ユーロ・円: 157.00円-158.50円 157円近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 95.50円-97.00円 95円台半ば近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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