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FX/為替「ドル/円、135円定着なるか 日本CPIと日銀総裁候補の発言に注目」 外為どっとコム トゥデイ 2023年2月24日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年2月24日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼23日(木)の為替相場
(1):豪民間設備投資 予想上回る伸び
(2):マンMPC委員発言
(3):ユーロ圏CPI 予想通りに上方修正
(4):米経済指標受けドル円上昇

▼23日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:135円台定着となるか/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

23日(木)の為替相場

期間:23日(木)午前7時10分~24日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1)豪民間設備投資 予想上回る伸び

豪10-12月期民間設備投資は前期比+2.2%と市場予想(+1.1%)を上回り、2021年4-6月期以来の高い伸びとなった。

(2):マンMPC委員発言

英中銀(BOE)のマン金融政策委員会(MPC)委員は「根強いインフレの退治には追加利上げが必要」との認識をあらためて表明。「一段の引き締めが必要だろう。そして転換点は差し迫っていないと、くぎを刺しておく」「今、十分に踏み込まなければ、インフレ率を持続的に目標の2%へ確実に戻すため、金融引き締めをより強くかつ長期的に維持せざるを得なくなる」と述べた。

(3):ユーロ圏CPI 予想通りに上方修正

ユーロ圏1月消費者物価指数(CPI)・改定値は前年比+8.6%となり、予想通りに速報値の+8.5%から上方修正された。

(4):米経済指標受けドル円上昇

米10-12月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比年率+2.7%で、速報値(+2.9%)から下方修正された。10-12月期個人消費が前期比年率+1.4%(予想+2.0%、速報値+2.1%)にとどまったことが影響した。なお、米10-12月期個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)は前期比+4.3%に上昇修正(速報値+3.9%)された。同時に発表された米新規失業保険申請件数は19.2万件と予想(20.0万件)に反して前週(19.5万件)から減少。これらを受けてドル/円は2022年12月20日以来の高値となる135.36円前後まで上昇した。

23日(木)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:135円台定着となるか

昨日のドル/円は年初来高値の更新直後に反落。米利上げ長期化観測を背景に135.36円前後へと上昇して昨年12月20日以来の高値を付けたが、3.97%台まで上昇していた米10年債利回りが節目の4.0%を前に失速すると134.49円前後まで反落した。終値は前日比0.2%安の134.70円前後だった。

本日は東京市場で重要イベントが続く。午前8時30分に発表される1月消費者物価指数(CPI)と、午前に行われる予定の植田次期日銀総裁候補の所信聴取だ。日本1月CPIは日銀が注目する生鮮食品を除いたベースで前年比+4.3%に加速すると予想されている。緩和修正期待が高まれば円買いが強まる可能性もある。植田氏の所信聴取は午前9時30分に始まる衆院議院運営委員会で行われる。大規模緩和の出口戦略など、今後の金融政策に関する踏み込んだ発言はないと見るが、植田氏のスタンスに対する市場の評価が定まっていないだけに円相場が過剰気味に反応することも考えられる。

ドル/円は年初来高値を更新したとはいえ、あらためて135円台前半の上値の重さを意識せざるを得ない動きとなっている。東京市場の重要イベントで135円台に定着できなければ、週末前の持ち高調整による続落の可能性が増しそうだ。

注目の経済指標:米個人所得

注目のイベント:次期日銀総裁所信聴取

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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