東京市場オープニングコメント
「ドル・円は主に135円を挟んだ水準で底堅く推移か、米利上げ長期化の可能性高まる」
21日のドル・円は、東京市場では134円15銭から134円70銭まで上昇。欧米市場では134円44銭まで下げた後、135円23銭まで上昇し、134円98銭で取引終了。本日22日のドル・円は主に135円を挟んだ水準で推移か。米利上げ長期化の見方が強まり、ドルは底堅い動きを保つ可能性がある。
21日発表のS&Pグローバル米2月製造業PMI速報値と同サービス業PMI速報値は、いずれも予想を上回った。サービス業PMI速報値は50.5と節目の50を回復。総合PMI速報値も50を上回った。市場参加者の間で利上げ長期化予想が広がり、米国債の利回り上昇に拍車がかかった。良好な米国経済指標を受けて米政策金利見通しを引き上げる動きが一段と広がっており、一部の市場参加者は年内4回の追加利上げ(合計1ポイント)を想定しているようだ。22日に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が改めて注目されており、利上げ長期化について肯定的な意見が多く出ていた場合、主要通貨に対するリスク選好的なドル買いは続く可能性がある。
《午前8時現在》 ドル・円: 134.50円-135.50円 134円台半ば近辺でドル買い興味
ユーロ・円: 143.00円-144.50円 143円近辺でユーロ買い興味
豪ドル・円: 92.00円-93.20円 92円近辺で豪ドル買い興味
通貨別分析
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