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FX/為替「ドル/円、いざFOMC 米金融政策巡る市場の見方に変化はあるか」 外為どっとコム トゥデイ 2023年2月1日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年2月1日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼31日(火)の為替相場
(1):豪12月小売売上高 2020年8月以来の大幅減
(2):中国1月製造業PMI 予想通りに上昇
(3):ユーロ圏10-12月期GDP 予想を上回る
(4):米10-12月期雇用コスト指数 予想下回りドル売り
(5):米複数の経済指標発表

▼31日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:FOMC声明発表後は乱高下の可能性/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

31日(火)の為替相場

期間:1月31日(火)午前7時10分~2月1日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪12月小売売上高 2020年8月以来の大幅減

豪12月小売売上高は前月比-3.9%と2020年8月以来の大幅減を記録。予想(-0.2%)を超える落ち込みとなった。

(2):中国1月製造業PMI 予想通りに上昇

中国1月製造業PMIは50.1と予想通りに上昇(前月47.0)。活動の拡大と縮小の分岐点である50.0を上回るのは4カ月ぶりとなった。また、国際通貨基金(IMF)は世界経済見通しで、2023年の世界成長率見通しを従来の2.7%から2.9%に上方修正した。IMFは回復力のある米国の消費や中国の経済再開が需要を支えるとの見方を示した。

(3):ユーロ圏10-12月期GDP 予想を上回る

ユーロ圏10-12月期域内総生産(GDP)・速報値は前期比+0.1%と、7-9月期の+0.3%から減速したものの、市場予想(-0.1%)は上回った。

(4):米10-12月期雇用コスト指数 予想下回りドル売り

米10-12月期雇用コスト指数は前期比+1.0%と市場予想(+1.1%)を下回り7-9月期の+1.2%から伸びが鈍化した。賃金が大半を占める雇用コストの減速を受けて米長期金利が低下するとドル売りが強まった。

(5):米複数の経済指標発表

米1月消費者信頼感指数は107.1と市場予想および前月(109.0)を下回った。これより前に発表された米1月シカゴPMIも44.3と市場予想(45.0)を下回り、前月(45.1)から低下した。いずれもドル/円の値動きには影響しなかった。

31日(火)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:FOMC声明発表後は乱高下の可能性

昨日のドル/円は、130円台半ばで伸び悩むと米10-12月期雇用コスト指数の下振れを受けて129.74円前後まで下落した。その後は買戻しが入り前日比約0.3%安の130.09円前後で1月の取引を終えた。月間では約0.8%の下落となった。

月替わりした本日は、いきなり米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明発表というビッグイベントを迎える。利上げ幅は前回の50bp(0.50%ポイント)から25bpに縮小する見通しで、政策金利は4.50-4.75%へと引き上げられる公算が大きい。今後の利上げに関するFOMCのスタンスが焦点となろう。

もっとも、市場はすでに今年前半の利上げ停止と年後半の利下げ開始を織り込んでいる。パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、そうした市場の先読みに対してどうコメントするかにも注目したい。本日のドル/円は、FOMC待ちで動きづらいと見られるがFOMC声明発表後は乱高下する可能性が高い。

注目の経済指標:FOMC政策金利

注目のイベント:パウエルFRB議長記者会見

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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