豪ドル/円 今日の見通し「カギは米CPI!インフレが鈍化していても豪ドルは売られる可能性あり」2023/1/12

最新号はコチラ

豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・豪11月月次消費者物価指数(CPI)は前年比+7.3%となり、前月(+6.9%)や予想(+7.2%)に対して上振れていた(1月11日)。

・原油価格は続伸。世界経済の後退懸念が若干和らいでいること、米政府が石油戦略備蓄の補充を目的に原油を購入するとの期待が高まったことなどが支えとなった。1バレル=77ドル台まで上昇(1月11日)。

・豪11月雇用統計で、雇用者数は6.4万人増加して市場予想(1.9万人増)を大幅に上回った。失業率は3.4%で前月と変わらず。また、労働参加率は66.8%となった(12月15日)。2022年12月分は1月19日発表。

・12月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。市場予想通りとなる0.25%の利上げを実施し、政策金利を3.10%とした。今後の利上げペースに関してはデータ次第とした。次回会合は2月7日。

今日のメインシナリオ

カギは米CPI!インフレが鈍化していても豪ドルは売られる可能性あり

昨日発表された豪11月CPIは前月から加速。豪州のインフレがピークアウトしていないことを示唆した。他方で、豪11月小売売上高は前月比+1.4%と予想(+0.6%)を上回ったほか、10月分は+0.4%に上方修正された。11月分の小売売上高はブラックフライデーのセールの影響も大きかったようだ。市場では高止まりするインフレと、堅調な消費により、RBAが利上げを継続するとの思惑が強まっている。

本日は豪11月貿易収支や中国12月CPI、12月生産者物価指数(PPI)が発表される。中国は11月末から段階的に『ゼロコロナ政策』の解除を開始した。そのため、低迷していた経済が上向き始めるとの期待がある。中国人民銀行はインフレ目標を通年で3%前後としている。インフレ率が目標の3%に急接近しない限りは、豪ドル相場への影響は限定的となりそうだ。

本日発表される米12月CPIに市場の注目が集まっている。市場は米国のインフレが更に鈍化すると予想している。タカ派的な姿勢を維持する米連邦準備制度理事会(FRB)に対して、市場はFRBが年内にも利下げを開始するとの思惑を高めている。そのため、米12月CPIの結果が予想を下振れれば、FRBの利上げサイクルの早期停止期待が高まり、NYダウ平均をはじめとした株価指数が上昇。リスクマインドに敏感な豪ドルは買われることになりそうだ。他方で予想から上振れた場合には、インフレ鈍化の期待が先行しているだけに、その反動で米ドルの買い戻しが持ち込まれるのではないか。

個別の想定シナリオ

■米12月CPIが前月から鈍化を示す
⇒年内にFRBが利下げを開始するとの思惑が強まる
⇒米株価指数が上昇
⇒豪ドルは買われる

チャート分析

今後の注目材料

中国12月CPI
米国12月CPI

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。7時に豪ドル/米ドルのRSIで売りシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

    • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
    • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
    • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。
 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー社へ入社。8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、Twitterを通してFX初心者向けの情報発信を担当している。
●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
top