午前の為替予想は… ドル/円、CPIによる急変動を警戒 前回は2.5円の急落
作成日時 :2023年1月12日8時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
ドル円予想レンジ
130.000-134.000円
前日の振り返りとドル円予想
昨日のドル/円は、新規の手掛かり材料を欠く中、132.00円台で下げ渋った一方、132.80円台では伸び悩んだ。終値は前日比0.2%高の132.52円前後だった。
本日は米12月消費者物価指数(CPI)が発表される。市場予想は前年比+6.5%、コア前年比+5.7%となっており、前回11月の+7.1%、+6.0%からさらに伸びが鈍化すると見られている。12月CPIが予想以上に鈍化すれば、米連邦準備制度理事会(FRB)が2月1日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ幅を25bp(0.25%ポイント)に縮小するとの観測が強まりそうだ。
もっとも、市場はFRBメンバーのけん制にもかかわらず、すでに年前半の利上げ打ち止めと年後半の利下げ転換を織り込みつつある。仮に12月CPIが予想ほど鈍化しなければ、そうした見方が後退する可能性もある。CPIの結果次第で市場の見方が大きく揺さぶられる公算が大きいだけに、今回もドル/円の急変動に警戒が必要だろう。なお、前回の11月CPI(12月13日)は発表直後の1時間でドル/円がほぼ2.5円急落した。
今朝 最新のドル/円チャート
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。
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