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FX/為替「ドル/円、134.50円を超えられるか 雇用統計への期待高まる」 外為どっとコム トゥデイ 2023年1月6日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2023年1月6日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

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目次

▼5日(木)の為替相場
(1):中国財新サービス業PMIは予想を上回るも4カ月連続で50割れ
(2):ユーロ圏PPIは伸び鈍化
(3):予想を上回る米ADP全国雇用者数など受けてドル買い強まる
(4):ブラード総裁発言でドル/円上げ幅縮小

▼5日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:期待高まる米雇用統計/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

5日(木)の為替相場

5日(木)の為替相場期間:5日(木)午前7時10分~6日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国財新サービス業PMIは予想を上回るも4カ月連続で50割れ

中国12月財新サービス業PMIは48.0と予想(46.8)を上回り、前回(46.7)から上昇したものの好不況の分岐点である50.0を4カ月連続で下回った。中国のゼロコロナ政策は12月に解除されたが、それによって新型コロナウイルスの感染が再拡大した。

(2):ユーロ圏PPIは伸び鈍化

ユーロ圏11月生産者物価指数(PPI)は前年比+27.1%と予想(27.5%)を下回った。依然として高水準にあるものの、前月(+30.5%)から伸びは鈍化した。これより前に発表された独11月貿易収支は108億ユーロの黒字となり、予想(75億ユーロの黒字)を上回った。

(3):予想を上回る米ADP全国雇用者数など受けてドル買い強まる

米12月ADP全国雇用者数は23.5万人増と予想(15.0万人増)を上回った。前月分は12.7万人増から18.2万人増へと上方修正された。その後、米新規失業保険申請件数は20.4万件と予想(22.5万件)を下回り、前週(22.3万件)から減少。米国の労働市場のひっ迫を示す指標が続いたことから、米連邦準備制度理事会(FRB)が当面は政策金利を高水準に保つとの見方が広がった。米長期金利の上昇に連れてドル買いが強まった。

(4):ブラード総裁発言でドル/円上げ幅縮小

ブラード米セントルイス連銀総裁が「インフレは依然として高すぎるが、緩やかになっている」「2023年にはインフレが緩和するだろう」と発言するとドル/円は上げ幅を縮小。強い米労働指標に続き、ボスティック・アトランタ連銀総裁やジョージ・カンザスシティ連銀総裁が相次いでタカ派発言を行ったことで一時134円台を回復していたドル/円に利食い売りが入った。

5日(木)の株・債券・商品市場

5日(木)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:期待高まる米雇用統計

昨日のドル/円は終値ベースで約0.6%続伸。131.68円前後まで売りが先行したものの、その後は上昇に転じた。米12月ADP全国雇用者数が予想を上回ると、米連邦準備制度理事会(FRB)が政策金利を当面、高水準に維持するとの見方が広がり米債利回りが上昇。133円台前半のストップロスを巻き込んで上げ足を速めると、一時134.04円前後までドル高・円安が進んだ。昨年12月28日の戻り高値134.50円前後を前に利食い売りが出て133円台に押し戻されたが、本日発表される米12月雇用統計の結果次第で高値を更新するチャンスを残したと言えそうだ。

ただし、昨日の米12月ADP全国雇用者数などから雇用統計にも上振れ期待が高まっている点には注意が必要だろう。仮に期待外れの雇用統計となれば52週移動平均線が通る131.82円前後まで急反落する可能性もある。

なお、米12月雇用統計の主な項目の市場予想は、非農業部門雇用者数が20.2万人増(前回26.3万人増)、失業率は前回と同じ3.7%、平均時給は前月比+0.4%、前年比+5.0%(前回+0.6%、+5.1%)などとなっている。

注目の経済指標:米雇用統計

注目の経済指標

注目のイベント:米欧の要人発言

注目のイベント※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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