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FX/為替「ドル/円、カギは米PPIと米期待インフレ率」 外為どっとコム トゥデイ 2022年12月9日号

外為どっとコム トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年12月9日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼8日(木)の為替相場
(1):日本7-9月期GDP 一次速報から上方修正
(2):豪10月貿易収支 前月より黒字額が減少
(3):米新規失業保険申請件数 4週平均が増加

▼8日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:カギは米PPIと米期待インフレ率/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

8日(木)の為替相場

期間:8日(木)午前7時10分~9日(金)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本7-9月期GDP 一次速報から上方修正

日本7-9月期国内総生産(GDP)・二次速報は前期比年率-0.8%と、一次速報の-1.2%から上方修正された(予想-1.0%)。また、日本10月経常収支は641億円の赤字となった。6217億円の黒字を見込んでいた市場予想に反して1月以来の赤字を記録。10月の貿易赤字が1兆8754億円に膨らんだことが影響した。

(2):豪10月貿易収支 前月より黒字額が減少

豪10月貿易収支は122.17億豪ドルの黒字。鉄鉱石などの輸出が減少したものの、市場予想(120.00億豪ドルの黒字)ほどは黒字の押し下げにつながらなかった。

(3):米新規失業保険申請件数 4週平均が増加

米新規失業保険申請件数は23.0万件と予想に一致。米雇用情勢をより基調的に示す4週平均の申請件数も23.0万件で、前週(22.9万件)から僅かに増加した。

8日(木)の株・債券・商品市場

ドル/円 外為注文情報(FX板情報・オーダー状況)

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【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

人気通貨ペア 本日の予想レンジ

ドル/円の見通し:カギは米PPIと米期待インフレ率

昨日のドル/円は米債利回りの持ち直しにつれて一時137.25円前後まで強含んだが、ドル買いは続かず伸び悩んだ。NY市場では米国株の反発を受けてドル売りがやや優勢だった。終値は136.67円前後で前日比0.1%弱の小幅高。

本日は実質5・10日につき仲値公示にかけてドル買いが先行しやすいと考えられる。ただ、137円台の上値の重さを踏まえると公示後もドル買いが続く公算は小さいだろう。

ドル/円相場は次第に、NY市場で発表される米11月生産者物価指数(PPI)と米12月ミシガン大消費者信頼感指数の結果待ちでもみ合う展開へと移行しそうだ。米11月PPIは前年比+7.2%への鈍化が見込まれており、予想通りなら伸び率としては今年最低となる。一方、米12月ミシガン大消費者信頼感指数の5-10年期待インフレ率は3.0%で高止まりする見通しだ。これらのインフレ指標に米債市場がどう反応するかが本日のドル/円相場のカギとなろう。

注目の経済指標:米11月生産者物価指数(PPI)

注目のイベント:特になし

特になし

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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

 
kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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