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メキシコペソ今後の見通し「メキシコ国内は堅調!カギは米国の景気動向」 2022年11月8日

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買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおこなっていただけます様、お願いいたします。

高金利通貨であるメキシコペソについて、中長期にわたり買いポジションを保有する視点で、現在を分析します。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka

メキシコペソ/円 上昇・下落のパワーバランス

メキシコペソ/円をトレードするうえで重要となる経済指標やイベントを個別に点検します。

メキシコの失業率は5カ月連続悪化した後に改善

9月の失業率は3.34%に改善。3月に2.97%とコロナ禍前の2020年3月以来の水準を記録して以降、4月~8月は5カ月連続で悪化していた。

メキシコ中銀は大幅利上げを継続すると予想されている

メキシコ中銀は9月30日に0.75%の利上げを実施した。0.75%利上げは3会合連続。2021年6月以降11会合連続で合計5.25%の利上げを実施し政策金利は現在9.25%。次回は11月10日。市場は0.75%利上げの継続を予想している。

メキシコのインフレ率は高止まりしている

10月7日に発表されたメキシコの9月消費者物価指数(CPI)は前年比+8.70%となり、前月からインフレは高止まりとなった。10月分は11月9日発表。市場では+8.45%と若干ではあるが、前月よりも鈍化を予想している。

IMFが2023年の成長率予想を下方修正。資源国通貨メキシコペソにとってはネガティブ要因

10月11日に国際通貨基金(IMF)が世界経済見通し(WEO)で2023年の世界の成長率予測を下方修正した通り、世界的な経済減速懸念は根強い。資源国のメキシコから見ると資源価格の下落はマイナス材料。他方で、メキシコの7-9月期GDP前期比+1.0%と予想(+0.8%)を上振れた。堅調な米国向け輸出などが要因。

パワーバランス まとめ

メキシコ中銀は政策金利を9.25%まで利上げした。9月のCPIが8.70%と依然として高水準だが、実質金利(政策金利ーインフレ率:9.25-8.70)は再びプラス圏に戻った。失業率の悪化が一旦止まったことはポジティブ要因。IMFが世界の成長率予測を下方修正するなど、世界経済の減速懸念はメキシコペソにとってネガティブな材料となるが、主要貿易相手の米国経済が大きく減速していないことが救い。

メキシコペソ/円、いまが買いどき?

メキシコペソの買いどき指数は70%

国内の高インフレからメキシコ中銀は利上げサイクルを継続。上伸するインフレ率を背景に3会合連続で合計2.25%もの大幅利上げを実施。今年3月以降、5カ月連続でじりじりと悪化していた失業率に改善の兆しが見えたことはポジティブ要因。警戒点は、世界の主要国がこぞって利上げ(金融引き締め)を実施していることによる世界経済の減速。IMFが世界経済の成長率を下方修正したことは、資源国通貨であるメキシコペソにとってはネガティブ要因となる。

買いどき?指数はメキシコペソの上昇・下落のパワーを視覚化したものです。ミニマム(MIN)はポジション保有は慎重に、マックス(MAX)はポジション保有の好機、を表しています。現況のマーケットを俯瞰しての分析であり、投資の判断はご自身でおこなっていただけます様、お願いいたします。

 

経済指標予定

11月09日 21:00 メキシコ10月消費者物価指数
11月10日 28:00 メキシコ中銀オーバーナイト・レート(政策金利)発表
11月11日 21:00 メキシコ9月鉱工業生産

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店頭FX(外国為替保証金取引)における新興国通貨取引のリスクについて
当社取扱通貨のうち、いわゆる新興国通貨に分類されるトルコリラ・南アフリカランドおよびメキシコペソ(MXN)はインターバンク(銀行間為替市場)における流動性が主要国通貨に比べ相対的に低く、経済指標発表のみならず金融政策変更やその他政治的要因、さらには地政学的リスク等の要因による突発的な相場急変動が起こりやすい環境下にございます。また、こうした急変動時には実勢インターバンクレートのスプレッド(BidとAskの差)も平常時に比べ大幅に拡大する傾向にあり、その場合には当社でもやむなく提示スプレッドを一時的に拡大することがございます。あわせて、相場状況により「ダイレクトカバーの対象となる注文」の基準Lot数(最低数量)を一時的に変更する場合がございますので、あらかじめご承知おきくださいますようお願いいたします。これら新興国通貨のお取引、およびこれらを対象とするキャンペーンへのご参加に際しては、以上につきあらかじめご留意のうえ、ポジション保有時、特に法人会員様の高レバレッジ取引における口座管理には十分ご注意くださいますようお願い申し上げます。以上の新興国通貨それぞれのリスク、および直近時点でのリスクレポートにつきましては、こちらのページをご参照願います。
新興国通貨が高金利である理由について
新興国に分類される国々は概して政治リスクや財政リスクが先進国よりも高く、したがってその経済的信用度は相対的に低い水準にあります。こうした条件下では海外投資家の資金を呼び寄せられず、経済発展の支障となるため、金利を上げたり税金を安くしたりすることで、信用度の低さを補いうる投資環境を構築しようとします。そのため新興国通貨は一般に先進国通貨よりも高金利となる傾向にありますが、前述したように各種リスクが高い水準にあることから、長期的には先進国通貨に比べて価値が下がる(=通貨が下落する)条件を備えているともいえます。
nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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