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FX「3Q・GDPが予想を上回る。郷里送金増加。年間最強通貨維持」メキシコペソ見通し

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総括

FX「3Q・GDPが予想を上回る。郷里送金増加。年間最強通貨維持」メキシコペソ見通し

予想レンジ 7.2-7.7

 (ポイント)
*今年は唯一ドルより強いのがペソ
*3Q・GDPは強かった
*郷里送金は引き続き堅調
*バークレーズがペソ堅調見通し、ムーディーズは弱気
*ムーディーズは格下げ、S&Pは見通し引き上げ
*次回政策金利決定は11月11日、来週は消費者物価
*日銀介入や中銀副総裁発言でペソ下落も、ファンダメンタルズは強い
*エスキベル中銀副総裁が利上げ減速論を展開
*経済指標は概ね強く、貿易収支は改善
*ペソを支えるもの、高金利、郷里送金、直接投資
*世界銀行は今年の成長率を1.8%と予測、6月の見通しから0.1%引き上げ
*米国向け自動車輸出はメキシコが日本を抜いてトップに
*米独中がメキシコとの経済関係を強めている
*大統領の人気は高い

(再び年初来高値圏へ上昇)
日銀円買い介入とメキシコ中銀内での利下げ減速論で下落するも再び盛り返してきた。年初来最強通貨を維持。好材料が続いた。

(強かった3Q・GDP)
22年3Q・GDPは前年同期比4.2%増。2.8%増との予想を上回り、6四半期連続の伸びとなった。第1次産業の堅調さがけん引した。財務省はこれを踏まえて22年通年のGDP成長率が前年比2.4%(従来は1.9%)へ上方修正した。

(郷里送金は依然堅調)
 外国からメキシコへの9月の送金額が前年同月比14.1%増の50億3100万ドルになったことも引き続きペソ高の要因。

(ペソ上昇見通し、3Q・GDP)
 さてバークレイズは、メキシコペソが来年末に1ドル=1.90ペソに達している可能性があるとの見通しを示した。良好な財政状況や適切な金融政策運営を理由とした。予想通りなら足元の水準から4.15%ペソ高ドル安が進むことになる。メキシコの財政運営は緊縮的で評価が高い。今年は他の新興国への投資が減ってきているという点でもメキシコは優位にある。ロシアはウクライナ侵攻でもはや選択肢に入らなくなった。中国も政治上の懸念が生まれている。メキシコがより注目されている。ただバークレイズは来年のメキシコ成長率について、今年見込みの2.4%から0.9%に下振れると予想した。来年前半に世界経済がリセッションに突入する可能性があるからだ。

(10月製造業PMIなど、政策金利は10%へ)
・10月企業信頼感指数49.8(9月50.2)
・10月製造業PMI50.3(同50.3)

11月上旬には10月消費者信頼感、消費者物価の発表がある。次回政策金利決定は11月11日。予想は0.75%の利上げで10.0%へ

テクニカル分析

再びボリバン2σ上限に迫る

日足、日銀の円買い介入もあり一時ボリバン中位を下抜く。7.255まで下落。10月27日の下ヒゲをきっかけに上昇しボリバン2σ上限に迫る。11月2日-3日の上昇ラインがサポート。10月21日-11月3日の下降ラインが上値抵抗。5日線上向き、20日線上向き。
 週足、10月17日週の長い上ヒゲで下落も、24日週の下ヒゲで今週はここまで陽線。
10月17日週-24日週の下降ラインを上抜く。9月26日週-10月24日週の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限は7.603。5週線、20週線上向き。
 月足、8月から毎月年初来高値を更新している。6月-7月の下降ラインを上抜く。9月-10月の上昇ラインがサポート。ボリバン2σ上限。
 年足、2021年は陽転。20年-21年の下降ラインが上値抵抗だが上抜く。20年-21年の上昇ラインがサポート。




VAMOS MEXICO

メキシコペソ円の歴史

中南米通貨危機、メキシコ通貨危機でペソは下落の歴史であった。上昇はここ数年である。上昇はウクライナ侵攻、USMCAの影響も大きい。チャートは2000年からのペソ円のチャート。そのさらに詳しい経緯は今後語っていきたい。





情報提供元:FX湘南投資グループ
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