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FX/為替「ドル/円、24年ぶり143円台 各国中銀利上げラッシュで円売り地合い」 外為トゥデイ 2022年9月7日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年9月7日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼6日(火)の為替相場
(1):RBAは0.50%利上げ
(2):独製造業新規受注は6カ月連続マイナス
(3):米ISM非製造業は予想を上回る
(4):英首相就任後初の演説

▼6日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:円売り地合/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

6日(火)の為替相場

6日(火)の為替相場期間:6日(火)午前6時10分~7日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBAは0.50%利上げ

豪中銀(RBA)は政策金利を50bp(0.50%ポイント)引き上げて2.35%とした。声明では「理事会は今後数カ月、さらに金利を引き上げると予想しているが、あらかじめ決まった道筋にあるわけではない」「将来の金利引き上げの規模とタイミングは、今後のデータとインフレや労働市場の見通しに関する理事会の評価によって決定」などと表明した。利上げ幅が予想通りだった他、声明の内容が前回と大差なかったことから豪ドル相場の反応は限定的だった。

(2):独製造業新規受注は6カ月連続マイナス

独7月製造業新規受注は前月比-1.1%と市場予想(-0.7%)を下回り、6カ月連続でマイナスとなった。

(3):米ISM非製造業は予想を上回る

米8月ISM非製造業景況指数は56.9と市場予想(55.3)に反して前月の56.7から上昇。構成指数の新規受注や雇用も上昇した。米国の景気後退(リセッション)を巡る懸念が和らぎ、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月も0.75bp(0.75%ポイント)の利上げを続けるとの観測が強まった。ドルが全面的に続伸する中、ドル/円は143円台に向けて上昇した。

(4):英首相就任後初の演説

この日、英首相に就任したトラス氏が首相として初の演説を行った。10%を超えるインフレ率やエネルギー価格の高騰といった「嵐を乗り切る」と宣言。「嵐は強くとも、英国民はそれよりも強いことを私は知っている」とし、経済やエネルギー、保健分野での課題に優先して取り組むと表明した。

6日(火)の株・債券・商品市場

6日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

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本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:円売り地合

昨日のドル/円は終値ベースで約1.6%の大幅高。米債利回りの上昇を受けて日米金利差が拡大する中、24年ぶりに一時143.07円前後まで上伸した。米8月ISM非製造業景況指数が予想に反して上昇したことなどから、米連邦準備制度理事会(FRB)が9月も75bp(0.75%ポイント)の利上げを続けるとの観測が強まった。昨日は豪中銀(RBA)が50bp利上げを決定。本日はカナダ中銀(BOC)、明日には欧州中銀(ECB)が、いずれも75bpの追加利上げに動くと見られている。日銀だけが金融緩和を維持する姿勢を示していることで円が売られやすい地合いは本日も続きそうだ。日本政府関係者による円安けん制も想定されるが、「口先介入」では大した効果は期待できないだろう。

注目の経済指標

注目の経済指標

注目のイベント

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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