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FX/為替「ドル/円、24年ぶり高値圏で高止まりの公算」 外為トゥデイ 2022年9月5日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年9月5日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼2日(金)の為替相場
(1):円安けん制発言相次ぐ
(2):エネルギー供給不安からユーロ下落
(3):米雇用統計後にドル/円24年ぶり高値更新

▼2日(金)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:動意薄の公算/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

2日(金)の為替相場

2日(金)の為替相場期間:2日(金)午前6時10分~3日(土)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):円安けん制発言相次ぐ

ドル/円相場が約24年ぶりに140円台へと上昇したことなどを受け、松野官房長官は「為替の急速な変動は望ましくない」「為替市場の動向を高い緊張感を持って注視する」と述べた。その後、鈴木財務相が「各国当局と緊密に連携しつつ、必要に応じて適切な対応とる」と発言するなど、政府関係者から円安けん制発言が相次いだ。

(2):エネルギー供給不安からユーロ下落

メンテナンスのために稼働を停止していロシアの天然ガス会社ガスプロム「ノルドストリーム1」について、「オイル漏れを検出したため、修理まで稼働停止を継続する」と発表。これを受け欧州のエネルギー供給不安によるユーロ売りが強まった。なお、これより前に発表されたユーロ圏7月生産者物価指数(PPI)は前年比+37.9%と予想(+37.3%)を上回り、過去最高の伸びとなった。

(3):米雇用統計後にドル/円24年ぶり高値更新

米8月雇用統計では、非農業部門雇用者数は31.5万人増と、前月(52.6万人増)から増加幅が縮小したものの予想(29.8万人増)を上回った。失業率は3.7%と予想(3.5%)を上回ったものの、労働参加率が62.4%に上昇した(前回62.1%)。平均時給は前月比+0.3%、前年比+5.2%となり、予想(+0.4%、+5.3%)をやや下回った。ドル/円は約24年ぶりの高値となる140.80円前後まで上昇したが、雇用統計が好悪マチマチの結果となったため買い一巡後は失速した。

なお、バイデン米大統領は「雇用統計の結果は良いニュースである」と発言。イエレン米財務長官は「労働参加率はパンデミック前の水準まで回復した」としながらもインフレ率については「依然として高過ぎる水準にある」と述べた。

2日(金)の株・債券・商品市場

2日(金)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

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本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:動意薄の公算

2日のドル/円は米8月雇用統計を受けて年初来高値を更新。米雇用統計は非農業部門雇用者数が予想以上に増加した一方、失業率は予想に反して悪化するなどマチマチの結果であったが、米連邦準備制度理事会(FRB)の積極的な引き締めスタンスは変わらないとの見方から140.80円前後まで上昇して24年ぶりの高値を更新した。ただ、その後は持ち高調整と見られるドル売りで急速に上げ幅を縮小。売買が交錯したことで、終値は前日比ほぼ横ばいだった。

本日は米国がレーバーデーの祝日で米債市場が休場となることからドル/円相場の動意は限られる見通し。140円台前半を中心とした値動きが見込まれ、NY市場では徐々に値動きが細りそうだ。

注目の経済指標

注目の経済指標

注目のイベント

注目のイベント※時間は日本時間での表示になります。
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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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