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FX/為替予想「ペソ/円にとっても重要イベント!ジャクソンホールでのFRB議長講演に注目」注目の高金利通貨 メキシコペソ/円 8月24日号

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執筆:外為どっとコム総合研究所 神田 卓也

メキシコペソ/円(4時間足)

MXN/JPY 4時間足
※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

直近1週間のポイント

・ドル円137円台回復
・原油価格反発
・米景気後退懸念が上値抑制

足元のメキシコペソ/円は6年半ぶり高値を前に伸び悩む展開」

ドル/円が一時137円台を回復した19日には、ペソ/円も1カ月ぶりに6.792円前後へと上昇。
22日にはNY原油(WTI)が90ドル台を回復したこともあって6月28日以来の6.8円台へと続伸しました。
さらに、23日にはサウジアラビアが原油の減産を示唆したことでWTIが一時94ドル台へ続伸する中、6.854円前後まで上伸。
米8月PMIの悪化を受けてドル安・ペソ高に振れたことも追い風となりました。
もっとも、6月9日に付けた6年半ぶり高値の6.868円前後を前に伸び悩む動きも見られます。
メキシコ最大の輸出先である米国の景気に後退懸念が再び広がったことがペソの上値を抑えているようです。

注目ポイントはFRB議長講演

25日から始まる米カンザスシティ連銀主催の夏の経済シンポジウム「ジャクソンホール会議」に市場の関心が集まっています。
今年の会議にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が出席して26日に講演を行う予定です。
インフレが大幅に目標を上回る中での金融政策の方針について語ると見られ、9月以降の利上げペースに関する手掛かりが示される可能性もあります。
議長がさらなる利上げに前向きなタカ派姿勢を強調すれば、米長期金利とドルの上昇が見込まれる一方、米国株には下落圧力がかかることも考えられます。
そうなると、メキシコペソには逆風です。
反対に利上げのペースを緩める見通しなどを示せばドルは下落、株価は上昇すると見られ、ペソの追い風になるでしょう。
いずれにしても、目先のペソ/円相場は、パウエルFRB議長の講演を受けて市場のリスク許容度が上昇するのか低下するのかに左右されることになりそうです。

来週までのメキシコペソ/円の見通し

予想レンジ
6.600~6.950円
基調
方向感模索

来週までの注目ポイント

☆8/26 パウエルFRB議長講演
・主要国株価、国際商品価格 「為替チャート|メキシコペソ/円(MXNJPY)|60分足」はこちら

 

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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