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FX/為替「ドル/円、4カ月ぶり小動き 日米欧金融政策待ち」 外為トゥデイ 2022年7月21日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年7月21日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼20日(水)の為替相場
(1):RBA総裁発言
(2):英CPI 40年ぶりの高水準
(3):米中古住宅販売 5カ月連続で減少
(4):イタリア政権崩壊の危機

▼20日(水)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:昼前後の値動きに注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

20日(水)の為替相場

期間:20日(水)午前6時10分~21日(木)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):RBA総裁発言

ロウ豪中銀(RBA)総裁は「インフレ率が2-3%の目標に戻るためには、需要と供給がより持続的に均衡することが必要だ。金利引き上げはその一助となる」などと発言。「少なくとも2.5%の中立水準にある時点で金利が達すると思う」としながらも、「いかに速くそこに達する必要があるか、本当にそこに到達する必要があるかは、インフレ見通しによって判断されるだろう」とした。

(2):英CPI 40年ぶりの高水準

英6月消費者物価指数(CPI)は前年比+9.4%と予想(+9.3%)を上回り、40年ぶりの高水準へと伸びが加速した。一方で、エネルギー・食品・アルコール飲料・タバコを除いたコア指数は前年比+5.8%と予想通りに前回(+5.9%)からわずかに鈍化した。

(3):米中古住宅販売 5カ月連続で減少

米6月中古住宅販売件数は年率換算512万件と予想(535万件)を下回り5カ月連続で減少。2年ぶりの低水準に落ち込んだ。金利上昇に伴い物件を購入しづらい状況が続いていることが影響した模様。

(4):イタリア政権崩壊の危機

イタリアのドラギ政権は議会上院で行われた信任投票で信任された。しかし、連立の一角「五つ星運動」のほか、中道右派の「同盟」と「フォルツァ・イタリア」が投票を棄権。主要3政党の支持を得られなかったことで政権崩壊の瀬戸際に追い込まれ、秋に前倒し総選挙が行われる可能性が高まったとの見方からユーロが下落した。

20日(水)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

ドル/円の見通し:昼前後の値動きに注目

昨日のドル/円は137.89円~138.37円前後のレンジで推移。前日終値(138.18円前後)を挟んで方向感なくもみ合った。値幅が50銭に満たなかったのは3月21日以来で4カ月ぶり。本日の日銀と欧州中銀(ECB)および来週の米連邦準備制度理事会(FRB)による金融政策発表を前に、様子見ムードが広がっているようだ。

日銀は、物価見通しを小幅に引き上げるとともに成長見通しを小幅に引き下げて大規模緩和を継続する見通し。ECBは11年ぶりの利上げが確実視されているが、利上げ幅については25bp(0.25%ポイント)もしくは50bp(0.50%ポイント)で見方が割れている。FRBは2会合連続の75bp利上げが濃厚だ。

インフレ圧力の高まりで欧米中銀が引き締めスタンスを強める一方、日銀だけが金融緩和を維持すると見られており、内外金利差拡大観測から円売りが再開する可能性もある。まずは、昼前後に発表される日銀声明と15時30分に始まる黒田日銀総裁の会見に注目したい。

注目の経済指標

注目のイベント

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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