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FX/為替予想「豪ドル/円は強い国内経済を支えに底堅い?」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/7/21

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、為替情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・WTI原油価格は反落。米エネルギー省(EIA)の週間在庫統計で予想以上にガソリン在庫が積みあがっていたことなどが理由。1バレル=99ドル台まで下落した(7月20日)。

・中国の上海などの都市では、新型コロナ感染拡大が止まらない。天津では一部娯楽施設が閉鎖しているが、港湾は通常通り業務を行っている(7月19日)。

・6月分の豪雇用者数は8.84万人増と予想の3.0万人増を大幅に上回る。失業率が3.5%まで低下、労働参加率が66.8%(前月66.7%)へ上昇した。(7月14日)。

・7月5日の豪準備銀行(RBA)理事会で政策金利を市場予想(0.25%~0.50%)通り0.50%の利上げを実施。声明は概ね前回と同じ内容で、経済指標次第では次回以降も大幅利上げの可能性を残した。

・2022年1‐3月期の豪賃金指数(前年比)は+2.4%と前期(+2.3%)を上回る。しかしRBAの目標とする3%には届かず。6月15日に公正労働委員会が最低賃金の5.2%引き上げを発表。これにより賃金指数の伸びも加速しそうだ。4-6月分は8月17日発表予定。

・4月27日発表の豪2022年1‐3月期 消費者物価指数(CPI)は前年比+3.7%(トリム平均)とRBAの目標レンジ(2~3%)を突破。市場の予想(+3.4%)を大きく上回る結果となった。4-6月期分は7月27日発表予定。

今日のメインシナリオ

豪ドル/円は強い国内経済を支えに底堅い?

本日は豪ドル相場に影響を与えそうな豪経済指標の発表は予定されていない。そのため、他通貨の動きが豪ドルの動意となりそうだ。
本日は、
日銀金融政策決定会合
欧州中央銀行(ECB)理事会、政策金利発表
が予定される。
日銀の金融緩和は維持される見通しで、円安基調は続きそうだ。
ECBは2011年7月以来、11年ぶりの利上げを実施する見通しとなっている。市場の利上げ予想は0.25%と0.50%に分かれている。仮に0.50%利上げを実施したとしても、イタリアの政局不安が燻っていることから、ユーロ買いは限定的となりそうだ。
市場の注目材料をこなした後は、来週26-27日に米連邦公開市場委員会(FOMC)をにらんだ動きとなりそうだ。市場では0.75%と2会合連続の大幅利上げを織り込んでいることから米ドルが対主要通貨では買われやすくなる。
そういった状況下でも、豪州の国内経済(特に労働市場)が強いこと、昨日ロウRBA総裁が「今後も継続的な利上げ」を示唆したことから、豪ドルの下値は限定的となるのではないか。

個別の想定シナリオ

■日銀金融政策決定会合で金融緩和維持
⇒市場の予想通り
⇒円安基調維持
⇒豪ドル/円は底堅い

チャート分析

今後の注目材料

昼頃  日銀金融政策決定会合
21:15 ECB理事会
21:30 米7月フィラデルフィア連銀製造業景気指数

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは曇り空に晴れ間が覗く。8時に豪ドル/米ドルのボリンジャーバンドで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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