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ドル・円は底堅い値動きか、明日の米CPIを見極め

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、明日の米CPIを見極め」
 12日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。日米中銀による金融政策の方向性の違いからドル買い・円売りに振れやすい。また、明日の米インフレ指標発表に向け、連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め期待が継続しそうだ。
 日本の参院選で与党大勝を受け日本銀行による緩和継続が意識され、前日は円売り先行。また、米連邦準備制度理事会(FRB)の引き締め観測からドル買いに振れ、ドル・円は一時137円70銭台に浮上した。本日アジア市場は日経平均株価などアジアの主要指数が弱含み、全般的にリスクオフの円買いが主要通貨を押し下げた。一方、ユーロ・ドルは1ユーロ=1ドルのパリティに一時迫ったが、ドル・円は137円半ばから失速後は戻した。この後の海外市場は各国中銀の金融政策をにらみ、金利や株価が注視される。7月ドイツZEW景気期待指数が予想通り低調ならユーロ・ドルは下値を模索する展開となり、ドル・円を押し上げる要因となろう。一方、明日13日発表の米消費者物価指数(CPI)は強い内容が見込まれ、FRBの引き締め加速を後押しするとの見方からドルは売りづらい。ドル・円は欧米株安なら円買いに振れやすい半面、上値を試す展開なら138円が視野に入るだろう。

通貨別分析

 

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