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FX/為替予想「豪ドル/円は米国の景気減速懸念の影響から上値が重い」短期トレード 即効チャージ!豪ドル 2022/6/13

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豪ドルのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、為替情報発信中!

目次

 

今日の豪ドル トレードシナリオ

ここまでの相場

・6月7日のRBA理事会で政策金利を市場予想(0.25%~0.40%)を上回る0.50%の利上げを実施。今後も大幅利上げの可能性がある。

・4月27日発表の豪2022年1‐3月期 消費者物価指数(CPI)は前年比+3.7%(トリム平均)とRBAの目標レンジ(2~3%)を突破。市場の予想(+3.4%)を大きく上回る結果となった。

・2022年1‐3月期の豪賃金指数(前年比)は+2.4%と前期(+2.3%)を上回る。しかしRBAの目標とする3%には届かず(5月18日)。

・4月分の豪雇用者数は0.4万人増と予想の3.0万人増を下回る。ただ、失業率は市場最低の3.9%、雇用者数も正規雇用者数が大幅増加していたため、内容は悪くない(5月19日)。

・中国では、6月1日以降徐々に外出制限が解除されていたが、北京や上海で再び新型コロナの新規感染者が増えつつある(6月12日)。

・WTI原油価格は、米国の5月CPIが40年振りの高い伸び率を記録したことで、米景気減速懸念が台頭。一時、1バレル=118ドル台まで下落(6月10日)。

今日のメインシナリオ

豪ドル/円は米国の景気減速懸念の影響から上値が重い

中国・上海や北京で再び新型コロナの新規感染者数が増えつつある。ゼロコロナ政策を採る中国なので、再びロックダウンが導入される可能性もある。
一方で、米国では6月10日(金)に発表された5月米CPIが40年振りの高水準を記録したことで米国の景気減速懸念が高まっている。そのため、米国市場をはじめとした株価が下落し、株価動向に敏感な豪ドルは売られやすい地合いとなっている。
本日、オーストラリアは祝日休場。米国の重要経済指標の発表も予定されていない。米国の景気減速懸念や中国のロックダウン再導入懸念など、ネガティブな材料が多いことから、豪ドル/円の上値は重そうだ。

個別の想定シナリオ

■米国の経済減速懸念
⇒米国市場を中心に世界的に株価下落
⇒リスクオフの米ドル買い
⇒豪ドル/米ドルが下落
⇒豪ドル/円は豪ドル/米ドルにつれて下落

チャート分析

今後の注目材料

米国を中心とした株価動向

「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは雨となっている。7時に豪ドル/円のRSIで買いシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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