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FX/為替「ドル/円、127円台維持が焦点 調整ムード継続」 外為トゥデイ 2022年5月20日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年5月20日9時30分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼19日(木)の為替相場
(1):日本貿易収支 9カ月連続の赤字
(2):豪4月雇用統計 良好な内容
(3):ECB議事録公表 ユーロ買いは限定的
(4):米経済指標発表 ドル売り優勢

▼19日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:125.00円前後までは調整余地あり/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

19日(木)の為替相場

期間:19日(木)午前6時10分~20日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日本貿易収支 9カ月連続の赤字

日本4月貿易収支(通関ベース)は8392億円の赤字となり、9カ月連続の貿易赤字となった。資源価格の高騰と円安を受けて輸入額が比較可能な1979年以降で最大となったことが響いた。

(2):豪4月雇用統計 良好な内容

豪4月雇用統計は、失業率が3.9%と予想通りとはいえ1974年以来の低水準となった。一方、新規雇用者数は0.40万人増と市場予想(3.00万人増)を大幅に下回った。ただ、フルタイム雇用者が9.24万人増加(パートタイム雇用者は8.84万人減)しており、内容としては良好だった。発表直後こそ豪ドルはやや売られたが、その後は日本株の下げ渋りなどを背景に買戻しが入り90円台を回復した。

(3):ECB議事録公表 ユーロ買いは限定的

欧州中銀(ECB)は4月理事会の議事録を公表。「物価安定を達成するという政策委員会の決意を示すため、遅滞なく行動で示すことが重要」だとの認識を一部の委員が示したことがわかった。しかし、7月の利上げ開始に対する具体的なメッセージは伝わってこなかったこともあり、ユーロ買いの反応は限定的だった。

(4):米経済指標発表 ドル売り優勢

米新規失業保険申請件数は21.8万件と市場予想(20.0万件)より弱い結果となった。また米4月フィラデルフィア連銀景況指数は2.6(予想15.0、前回17.6)と約2年ぶりの水準に落ち込んだ。これらを受けて米長期金利が低下するとドル/円は売りが優勢となった。クロス円も一時連れ安となったが、ドル安を受けてユーロ/ドルなどのストレートドルが上昇したため下げ渋った。

19日(木)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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【情報提供:外為どっとコム】

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本日の見通し

ドル/円の見通し:125.00円前後までは調整余地あり

昨日のドル/円は128円台後半へと強含む場面もあったが欧米市場で反落。ユーロの上昇と米長期金利の低下を背景にドル買いポジションを解消する動きが優勢となった。127.50円付近のストップロスオーダーを巻き込みながら127.03円前後まで下値を切り下げて月初来安値を更新した。売り一巡後は127円台後半へと持ち直しているものの調整ムードは否めない。

米景気の先行きに対する懸念が広がっているだけに、株安・長期金利低下・ドル安の継続を警戒しておく必要がありそうだ。

目先的には127円台を維持できるかが焦点だが、潜在的には3月以降の上げ幅の38.2%押しにあたる125.00円前後までは調整余地があると見られる。

注目の経済指標

注目のイベント

※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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