FX/為替「ドル/円 129円前後の推移となるか。要人発言による値動きに注目」 外為トゥデイ 2022年5月17日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年5月17日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼16日(月)の為替相場
(1):中国経済指標 低調な結果
(2):仏中銀総裁発言を受けて一時ユーロ買われる
(3):NY連銀製造業景気 予想外のマイナス
(4):BOE総裁 MPC委員発言

▼16日(月)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

16日(月)の為替相場

期間:16日(月)午前7時00分~17日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):中国経済指標 低調な結果

中国4月小売売上高は前年比-11.1%となり市場予想(-6.6%)以上に悪化。同鉱工業生産も前年比-2.9%と市場予想(+0.5%)に反して悪化した。予想外に低調な結果となり、先行き不透明感が広がると市場では全般的にリスク回避の円買いが強まった。

(2):仏中銀総裁発言を受けて一時ユーロ買われる

ビルロワドガロー仏中銀総裁は「ECBの政策正常化、明確なコンセンサスが台頭」と発言。さらにECBの決定について「決定的な6月会合と行動の夏」と述べた。市場ではECBの利上げ期待からユーロ買いが優勢となった。しかし、欧州委員会の経済予測で、ロシアガス停止なら欧州経済がゼロ成長に落ち込む可能性が警告されたことを受け、上昇一巡後は伸び悩んだ。

(3):NY連銀製造業景気 予想外のマイナス

米5月NY連銀製造業景気指数は‐11.6と、前回(+24.6)から再び予想外のマイナスに落ち込んだ。これを受け、世界経済の成長減速懸念が強まった。その後、米国債相場は上昇し10年債利回りは2.852%まで低下した。

(4):BOE総裁 MPC委員発言

ベイリー英中銀(BOE)総裁は「インフレのオーバーシュートの80%以上は、エネルギーと貿易財によるもの」との考えを示し、「経済活動の落ち込みの大きさは驚きだ」と述べた。その後、サンダース英中銀金融政策委員会(MPC)委員が「BOEは中立な政策スタンスに戻るべき」と発言。ベイリーBOE総裁の景気への懸念発言を受けポンドが軟調に推移したものの、サンダースMPC委員の発言でBOEの政策金利を中立水準に引き上げる方針は変わらないとの見方からポンドの下値は限定的となった。

16日(月)の株・債券・商品市場

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f:id:gaitamesk:20191106165135p:plain 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、WEB・新聞・雑誌・テレビ等にコメントを発信。
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