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FX/為替「ドル/円、雇用統計でドル高再開なるか注目」 外為トゥデイ 2022年4月1日号

外為トゥデイ

主要通貨ペア(ドル/円、ユーロ/円、豪ドル/円、ポンド/円)について前営業日の値動きをわかりやすく解説し、今後の見通しをお届けします。

作成日時 :2022年4月1日9時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也

目次

▼31日(木)の為替相場
(1):豪ドル/円乱高下
(2):複数の英経済指標が発表
(3):日銀、4-6月の長期債買入れ計画を発表
(4):米PCEデフレーターは1982年以来の伸び
(5):四半期末のロンドンフィキシング

▼31日(木)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報/ ▼本日の見通し/ ▼ドル/円の見通し:雇用統計でドル高再開なるか注目/ ▼注目の経済指標/ ▼注目のイベント

31日(木)の為替相場

31日(木)の株・債券・商品市場期間:31日(木)午前6時10分~1日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):豪ドル/円乱高下

豪2月住宅建設許可件数は前月比+43.5%と予想(+5.0%)を大幅に上回った。その後に発表された中国3月製造業PMIは49.5と予想(49.8)を下回り、2021年10月以来、5カ月ぶりに節目の50.0を割り込んだ。仲値公示の前後で実需の売買が交錯した事もあって、豪ドル/円は乱高下した。

(2):複数の英経済指標が発表

英10-12月期国内総生産(GDP)・改定値は前期比+1.3%となり、速報値(+1.0%)から上方修正された。また、英10-12月期経常収支は73億ポンドの赤字(予想185億ポンドの赤字)であった。

(3):日銀、4-6月の長期債買入れ計画を発表

日銀は4-6月の長期債買い入れ計画を発表。中長期ゾーンの買い入れ予定額を1-3月から増額した上に、超長期ゾーンは買い入れ回数も増やした。日銀が改めて金融緩和スタンスを強調した事で円が売られた。年度末に絡んだフローなどで下落していたドル/円やクロス円は一時持ち直した。

(4):米PCEデフレーターは1982年以来の伸び

米2月個人消費支出(PCE)は前月比+0.2%と予想(+0.5%)を下回った。PCE価格指数(デフレーター)は前月比+0.6%、前年比+6.4%で予想通りの伸びとなった。前年比の伸び率は1982年以来の高水準。また、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコアPCEデフレーターは前年比+5.4%だった(予想+5.5%)。同時に発表された米新規失業保険申請件数は20.2万件と予想(19.6万件)に届かず、1969年以来の低水準だった前週(18.8万件)から増加した。

(5):四半期末のロンドンフィキシング

四半期末のロンドンフィキシングにかけてドル売りが流入。ドル/円は121.28円前後まで下落して25日以来の安値を付けた。一方、クロス円はストレートドルの上昇とドル/円の下落に挟まれてもみ合った。

31日(木)の株・債券・商品市場

31日(木)の株・債券・商品市場

外為注文情報

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外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

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  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:雇用統計でドル高再開なるか注目

昨日のドル/円は終値ベースで約0.1%下落。月末・四半期末・年度末で実需のフローが値動きを左右する展開となり、121.28円前後から122.45円前後のレンジで方向感なく推移した。なお、3月は月間で約5.9%上昇して2016年11月以来の高い上昇率を記録した。

本日は米3月雇用統計が発表される。市場予想は非農業部門雇用者数が49.0万人増、失業率は3.7%、平均時給は前年比で+5.5%となっている。失業率の順調な低下と賃金の高い伸びが続く見込みだ。3月終盤にいったん止まったドル高・円安の流れが、米3月雇用統計を受けて再開するかが注目される。

注目の経済指標

注目の経済指標

注目のイベント

注目のイベント※時間は日本時間での表示になります。
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※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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