目次
▼22日(火)の為替相場
(1):ドル/円 6年ぶりに120円台へ上昇
(2):鈴木財務相 為替について発言
(3):豪ドル/円 4年半ぶりに90円台へ上昇
22日(火)の為替相場
期間:22日(火)午前6時10分~23日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):ドル/円 6年ぶりに120円台へ上昇
前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長のタカ派発言を受けて米長期金利の上昇が続く中、ドル/円は2016年2月以来約6年ぶりに120円台へと上昇。仲値公示に向けた本邦実需勢のドル買いも追い風となった。
(2):鈴木財務相 為替について発言
アジア株に続き欧州株も堅調に推移する中、円売りが活発化した。なお、鈴木財務相は為替相場について「円安の動きはプラスとマイナス双方の影響がある」「為替の安定は重要で急激な変動は望ましくない」とした上で「日本経済への影響をしっかり注視していく」と述べた。
(3):豪ドル/円 4年半ぶりに90円台へ上昇
豪ドル/円は米国株高を受けたリスク選好の動きで2017年9月以来4年半ぶりに90円台を回復。ドル/円は、リスク選好でドルも売られたためやや伸び悩んだが、米10年債利回りが一時2.389%を付けるなど米債利回りが上昇する中で強含みの動きを維持した。
22日(火)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:121.70円前後が目先のターゲット
昨日のドル/円は大幅続伸。東京市場で120円台に乗せた後も堅調推移が続き、欧州市場で121.02円前後まで上伸して2016年2月以来の高値を付けた。NY市場では利益確定売りに押される場面もあったが、米長期金利の上昇が続く中で下値は堅く前日比1.1%高の120.82円前後でクローズした。日銀と連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策の方向性の違いが意識される中、日米金利差の拡大がドル買い・円売り材料視されている。
本日は国際決済銀行(BIS)主催のオンライン会合で行われるパウエルFRB議長の講演に改めて注目が集まりそうだ。議長がタカ派姿勢を再び強調すれば、5月の50bp(0.50%ポイント)利上げの確度が増すとともにドル買いが強まろう。ドル/円は上昇ピッチの速さから調整の動きに対する警戒も必要と見られるが、「日米金融政策のスタンス格差」という大きなテーマがある以上、上昇基調は当面崩れそうにない。軽い上値抵抗である2016年1月高値121.70円前後が目先のターゲットとなりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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