目次
▼9日(水)の為替相場
(1):日本10年債利回り 約6年ぶりの水準へ上昇
(2):独貿易収支 予想下回る
(3):NY原油90ドル台回復
(4):一部報道 ECBインフレ予測に不信示すメンバー増
9日(水)の為替相場
期間:9日(水)午前7時10分~10日(木)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):日本10年債利回り 約6年ぶりの水準へ上昇
日本10年債利回りは約6年ぶりに0.215%前後まで上昇。日銀がイールドカーブ・コントロール(YCC)における長期金利の許容変動幅の上限とする0.25%に接近した。ただ、日銀はその後に行った国債買い入れオペで増額を見送り、長期金利の上昇を静観する構えを示した。
(2):独貿易収支 予想下回る
独12月貿易収支は70.0億ユーロの黒字となり、黒字額は予想(110.0億ユーロ)を下回った。エネルギー価格の高騰で輸入が増加した事が響いた。
(3):NY原油90ドル台回復
米エネルギー情報局(EIA)の在庫統計で原油在庫が減少した事を受けてNY原油(WTI)が90ドル台を回復。米株高も追い風となり豪ドル/円は83.05円前後まで上伸して1月14日以来の高値を付けた。
(4):一部報道 ECBインフレ予測に不信示すメンバー増
「欧州中銀(ECB)の政策委員会内でインフレ予測に不信を示すメンバーが増加している」とする関係者のコメントが伝わった。この不信が年内の利上げに向かうタカ派シフトを後押ししているとのこと。
9日(水)の株・債券・商品市場
外為注文情報
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本日の見通し
ドル/円の見通し:米1月CPIの結果に注目
昨日のドル/円は上値もみ合いの展開。一時115.69円前後まで強含んだが115円台後半に並んだ戻り売りに阻まれて伸び悩んだ。一方、米長期金利の上昇一服で115.32円前後まで小緩んだがドルの下値は堅かった。
市場の関心は本日のNY市場で発表される米1月消費者物価指数(CPI)に向かっている。市場予想によると、1982年以来の高い伸びとなる前年比+7.2%へ上昇が加速すると見られている。コアCPIも前年比+5.9%への加速が予想されている。これらが予想を上回る伸びとなれば、利上げペースの加速観測から米長期金利の上昇が見込まれ、ドルにも買いが入る公算が大きい。ただ、前回(1月12日)の12月CPI発表時は、結果がほぼ予想通りだったにもかかわらずドルは下落した。今回も予想の範囲内の伸びなら(予想以下の場合はもちろん)、ドルに出尽くし売りが入る可能性があろう。
注目の経済指標
注目のイベント
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