読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX/為替「ドル/円、上下に伸びたヒゲが保ち合いを示唆」 外為トゥデイ 2022年1月19日号

外為トゥデイ

目次

▼18日(火)の為替相場
(1):日銀 金融政策据え置きを決定
(2):黒田総裁、会見で金融引き締めを否定
(3):英失業率は前月より低下
(4):独ZEWは予想を上回る
(5):米株安が重し

▼18日(火)の株・債券・商品市場

▼外為注文情報

▼本日の見通し

▼ドル/円の見通し:114円台で方向感模索

▼注目の経済指標

▼注目のイベント

18日(火)の為替相場

18日(火)の為替相場期間:18日(火)午前7時10分~19日(水)午前6時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム

(1):日銀 金融政策据え置きを決定

日銀は金融政策の据え置きを決定。大規模な金融緩和を維持すると同時に、展望リポートでは2022年度と2023年度の物価見通しを1.1%に引き上げ、見通しのリスクは概ね上下にバランスしているとした。昨年10月時点では22年度の見通しが0.9%、23年度は1.0%で、下振れリスクのほうが大きいとしていた。

ただ、物価見通しの上方修正が想定内にとどまり、金融政策の正常化期待が後退したため円は売りが優勢となった。また、ほぼ同じタイミングで米10年債利回りが2年ぶりに1.85%台へと上昇したためドル買いが強まった。ドル/円は115円台を回復して上昇した一方、クロス円はストレートドルの下落が重しとなり伸び悩んだ。

(2):黒田総裁、会見で金融引き締めを否定

黒田日銀総裁は定例会見で「金融緩和の出口を議論できる状況ではない」とした上で、一部の観測報道で伝わった物価目標達成前の利上げ開始の検討について「全く議論していない」と一蹴。為替についても「水準については具体的なコメントを差し控えたい」としながらも「現状は『悪い円安』とは考えていない」と改めて表明した。

(3):英失業率は前月より低下

英12月失業率は4.7%に低下(前回4.8%)、同失業保険申請件数は4.33万件減(前回9.51万件減)となった。また、国際労働機関(ILO)基準の9-11月失業率は4.1%(予想4.2%、8-10月4.2%)、9-11月の週平均賃金は前年比+4.2%で予想通りだった(8-10月+4.9%)。

(4):独ZEWは予想を上回る

独1月ZEW景気期待指数は51.7と予想(32.0)および前回(29.9)を大幅に上回った。新型コロナの流行が過ぎれば独景気の回復が加速するとの見通しが示された。ただ、ユーロはほとんど反応を示さなかった。

(5):米株安が重し

翌週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を見据えて米長期金利が上昇する中、ハイテク企業を中心に米国株が下落した。ドル高と株安が重しとなり豪ドルが軟化。豪ドル/円を中心にクロス円は続落した一方、ドル高と円高の綱引きとなったためドル/円は動きが鈍った。なお、クローズにかけて米10年債利回りは2年ぶりに1.87%台へと上昇。NYダウ平均は前日比1.5%安となり、ハイテク企業中心のナスダック指数は2.6%下落した。

18日(火)の株・債券・商品市場

18日(火)の株・債券・商品市場

外為注文情報

<外為注文情報はこちら>

外為注文情報(ドル/円)

【情報提供:外為どっとコム】

  • ※ 「外為注文情報」とは、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況を確認できるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(無料)では「取引分析」 を選択することで、チャート上に注文情報の表示が可能です。
  • ※ 尚、この外為注文情報は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。

 

本日の見通し

本日の見通し

ドル/円の見通し:114円台で方向感模索

昨日のドル/円は「往って来い」の展開。日銀が大規模な金融緩和を維持した事や米長期金利が上昇した事から115.06円前後まで上昇したものの、欧米株の下落を受けて114円台半ばへと押し戻された。なお、黒田日銀総裁は一部で報じられた物価目標達成前の利上げ検討について「全く議論していない」と明確に否定した。

一方、米国では連邦公開市場委員会(FOMC)を翌週に控えて2年債利回りが1年11カ月ぶりに1%の大台を回復したほか、10年債利回りは2年ぶりに1.87%台へと上昇。3月利上げに備える動きが活発化する中、米国株はハイテク主導で大幅安となった。日米金融政策の方向性の「コントラスト」はドル/円相場の上昇を示唆するが、株式市場の崩れは重しになりやすい。

本日も、米長期金利と世界の株価動向を睨んで推移する事になろう。先週14日の113円台に伸びた下ヒゲが下値の堅さを物語る一方、昨日の115円台に伸びた上ヒゲが上値の重さを物語っており、114円台を中心に方向感を模索する展開が見込まれる。

注目の経済指標

注目の経済指標

注目のイベント

注目のイベント※時間は日本時間での表示になります。
※「注目の経済指標」「注目のイベント」は注目度が高い順に「◎」「○」「無印」で表示しております。
※発表時刻は予告なく変更される場合があります。また、予定一覧は信憑性の高いと思われる情報を元にまとめておりますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、事前にご留意くださいますようお願いいたします。

●免責事項
本サイトに掲載する情報には充分に注意を払っていますが、その内容について保証するものではありません。また本サービスは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであって、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。なお、本サービスの閲覧によって生じたいかなる損害につきましても、株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承ください。