目次
▼7日(火)の為替相場
(1):RBA 債券買い入れ期間延長へ
(2):独ZEW景況感 低下、ユーロ 反応なし
(3):ジョンソン英首相、増税計画を発表
(4):ドル/円 1週間ぶりに110.30円台へ
7日(火)の為替相場
期間:7日(火)午前6時10分~8日(水)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):RBA 債券買い入れ期間延長へ
豪中銀(RBA)は予想通りに政策金利(0.10%)の据え置きを決定。注目された債券買い入れのペースについては、予定通りに9月以降の買い入れ額を週50億豪ドルから週40億豪ドルに減額するとした。一方で、「少なくとも11月半ばまで」としていた買い入れ期間を「来年2月半ばまで」延長した。新型コロナ感染拡大の影響に配慮して買い入れ減額を見送るとの見方もあった事から、豪ドルは買いが先行したが、買い入れ期間延長を受けて反落するなど乱高下した。
(2):独ZEW景況感 低下、ユーロ 反応なし
独9月ZEW景況感調査(期待指数)は26.5と、前月(40.4)から低下。市場予想(30.3)も下回った。ZEWは「世界的な半導体不足や建設資材不足によって、企業利益見通しが大幅に引き下げられた」と指摘し「これが景気見通しにマイナスの影響を及ぼした可能性がある」との見解を示した。ただ、ユーロ相場に目立った反応は見られなかった。
(3):ジョンソン英首相、増税計画を発表
欧州市場序盤に一時152.22円前後まで上昇していたポンド/円は151.50円前後へと反落。ジョンソン英首相が、国民保険料や配当課税を引き上げて今後3年間で360億ポンドを確保する増税計画を発表した事がポンドの重しになった模様。
(4):ドル/円 1週間ぶりに110.30円台へ
ドル/円は1週間ぶりに110.30円台へと上昇。週内の米国債入札や社債発行を睨んで、需給面への不透明感から米長期金利が上昇した事がドルをサポートした。なお、米10年債利回りは一時1.38%台に乗せて約2か月ぶりの水準に上昇した。米国株の下落もリスク回避のドル買いを誘発した。
7日(火)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:米長期金利睨み
昨日のドル/円は終値ベースで約0.4%上昇。米10年債利回りが約2か月ぶりの水準に上昇する中、NY市場終盤には110.32円前後まで上値を伸ばした。この上昇で日足一目均衡表の雲上限(110.11円前後)を一気に上抜けており、このまま1日高値110.42円前後を突破できれば、8月高値110.80円前後に向けた一段高も期待できよう。もっとも、米長期金利の上昇は国債入札や社債発行による需給面の影響が大きいと見られる。本日の米10年債入札(380億ドル)や明日の米30年債入札(240億ドル)を無難に消化すれば長期金利に低下圧力がかかる可能性もある。
本日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の副委員長でもあるウィリアムズNY連銀総裁の講演が行われる他、次回FOMCの討議資料となる米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表される。ドル/円は本日も、米長期金利の動きを睨んだ展開となるだろう。
注目の経済指標
注目のイベント
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