今晩は月末のロンドンフィキシングです。 夏時間ですので、22-24時ごろに大きくトレンドが出やすい傾向がありますから、あまり大きなポジションは取らないほうが良いでしょう。 月末のロンドンフィキシングの特徴は、まず動き出した欧州時間16時〜に動いたポンドドル、またはユーロドルの方向についていくと、夜中のロンドンフィキシングにはそちら方向に動きやすい傾向があるので、まず夕方の値動きに注目です。
その後、ロンドンフィキシング確定時刻の特に2時間ほど前に動き出した(いわゆる、22時台の1時間足)方向に伸びやすい傾向がありますので、意外なチャンスに恵まれることがありますから、こちらもまた注目しておくと良いでしょう。
さて、先週のコラム更新から1週間、ユーロドルの戻り売り指値注文はまだ約定しておりません。 1.1985で待っていたのですが、直近1週間の高値は1.1975前後まで。その後反落という格好で、待ちの状態が続いております。引き続き、この戻り売りトレードを実践予定ですので、そのアップデートをお知らせしたいと思います。
目次
▼1.1985と1.20の2エントリー
▼オジドル(AUD/USD)も同じく戻り売り
1.1985と1.20の2エントリー
ユーロドル4時間足です。 おさらいですが、レジスタンスラインを引いております。 1.1985と1.20におおよそ引きやすくなっておりまして、戻りの目処としてはおそらくここが起点となると考えます。 世界のプレイヤーも似たようなことを考えていたのでしょう、先週の高値は1.1975までと、1.1985や1.20に到達することさえ許されず、戻りの分厚い売りに高値伸ばしきれなかったようです。
しかしながら、今晩は月末ロンドンフィキシングです。テクニカル分析に関係なく、実需中心の値動きをしますので、もしかしたら、指値注文が約定するかも知れません。 その値動きに期待をして、売り指値注文はそのままにしておきたいと思います。
そして、次のチャートが、4時間足を拡大したチャートです。
昨晩は1.19を割り込みましたが、下ヒゲになっております。 この時間足帯が昨日のロンドンフィキシングです。 昨晩に限っては、ドル売りとなったようで、もしかしたら、今晩もドル売り方向でフローが出るかも知れません。その場合、ユーロドルでショートしたプレイヤーが徐々に含み損を抱えることになりますので、もしかしたら、この水準から意外と上昇もするかもしれません。
1.1975前後のレジスタンスの上には、おそらく短期的なストップロスは結構貯まっていると思います。 ですので、その付近を超えるならば、上昇に勢いが出るでしょう。 その場合、1.1985の売り指値注文では、少し距離が近すぎるようにも感じてしまいます。 少し作戦変更で、売り指値注文を1.1985に50%、1.20手前に50%とし、少しエントリーリスク分散をしたいと考えました。 一旦、これで様子見し、米雇用統計もこのまま指値注文を出したままにしようと考えております。
オジドル(AUD/USD)も同じく戻り売り
オジドル1時間足です。 シドニーが緊急ロックダウンとなりました。理由は、インド型のデルタ株が流行を始めており、ほぼ完全に抑え込んでいたオーストラリアですが、コロナ対策に乗り出しました。 これを受けて、週明けから徐々に売りに押される展開です。 直近半日は、オジドルの下落は止まりましたが、英国の感染状況を見ていると、オーストラリアもそう簡単に収まりそうもありません。
しばらくベア相場になるように感じます。 よって、同じくオジドルの戻り売り戦略を狙いたいと思います。 エントリーポイントとしては、フィボナッチ50%戻し、及びレジスタンスラインが重なるクラスターポイントの0.75546です。 ですので、少し手前の0.7550からショートエントリーを今週は狙います。
こちらもロンドンフィキシング絡みで、ドル売りフローが運良く今晩も出ますと、もしかしたら約定するかも知れません。 イベント任せなトレード戦略になりますが、うまく利用して、じっくりと待ちたいと思います(笑) まとめますが、週後半戦略は、ユーロドル、オジドルの売り戻り売り。持ち越し前提のスイングポジションになります。
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FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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