目次
▼24日(木)の為替相場
(1):ドル/円 僅かに年初来高値更新
(2):独Ifo業況感 18年11月以来の高水準
(3):BOE 大規模緩和政策を維持
(4):米失業申請 予想ほど減少せず
(5):米大統領 インフラ投資計画に合意
24日(木)の為替相場
期間:24日(木)午前6時10分~25日(金)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):ドル/円 僅かに年初来高値更新
仲値公示に向けてドル買いが強まるとドル/円は111.11円前後まで上昇。前日の海外市場で付けた111.10円前後を僅かに上回り年初来高値を更新した。ただ、111円台の戻り売りの強さを再確認する形となり、仲値公示後は売りが優勢となった。
(2):独Ifo業況感 18年11月以来の高水準
独6月Ifo企業景況感指数は101.8と予想(100.7)を上回り、2018年11月以来の高水準を記録した。
(3):BOE 大規模緩和政策を維持
英中銀(BOE)は大方の予想通りに政策金利(0.10%)と資産買い入れプログラムの規模(8250億ポンド)の規模を据え置いた。議事録では、「目標へ明確に到達するまで引き締めは行わない」と表明。政策据え置きが8対1の賛成多数で決定した事も明らかになった。予想外にハト派的なスタンスが示された事や、政策据え置きに反対しテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)を支持するメンバーが1人だけに留まった(しかも、今回限りで退任するホールデン委員のみであった)事から、ポンドは売り優勢となった。
(4):米失業申請 予想ほど減少せず
米新規失業保険申請件数は41.1万件と市場予想(38.0万件)ほどには減少しなかった。前週は41.8万件だった。なお、NY連銀のウィリアムズ総裁はその後の講演で「経済がより完全に回復すれば、低金利政策を解除し、政策金利を正常な水準に戻す事ができる。ただ、経済は完全雇用にほど遠いため、まだその時期に達していない」と述べた。
(5):米大統領 インフラ投資計画に合意
バイデン米大統領と超党派の上院議員らが、8年間で1兆2000億ドル規模のインフラ投資計画に合意した事が伝わった。これを受けて米国株は上げ幅を拡大したが、為替市場は反応薄だった。
24日(木)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:米5月PCEデフレーターに注目
昨日のドル/円は終値ベースで0.1%未満の小幅安。朝方に111.11円前後まで上昇して年初来高値を僅かに更新したが、111円台では戻り売り圧力が強かった。一方、NY市場では売りが強まる場面もあったが、前日に続き110.60円台で下げ渋るなど下値も堅かった。
なお、本日は米5月個人消費支出価格指数(PCEデフレーター)に注目。米連邦準備制度理事会(FRB)は、PCEデフレーターのコア指数(除食品・エネルギー)をインフレ目標2%の基準としている。5月PCEデフレーターの市場予想は前年比+3.9%、コア指数も+3.4%となっており、いずれもFRBの目標を大きく超えて加速する見通しだ。FRBのテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)や早期利上げの観測がドルの下値を支える展開が本日も続きそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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