目次
▼14日(月)の為替相場
(1):ユーロ圏鉱工業生産 予想を上回る伸び
(2):英国 ロックダウン全面解除を延期
(3):米長期金利1.50%台を回復 ドル円上昇
14日(月)の為替相場
期間:14日(月)午前7時00分~15日(火)午前5時55分 ※チャートは30分足(日本時間表示) 出所:外為どっとコム
(1):ユーロ圏鉱工業生産 予想を上回る伸び
ユーロ圏4月鉱工業生産は前月比+0.8%と市場予想(+0.4%)を上回る伸びとなった。なお、これより前には欧州中銀(ECB)のラガルド総裁が、少なくとも2022年3月まで継続する予定のパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)について、「この問題を議論するには時期尚早だ」と述べた事も報じられたが、いずれもユーロは反応を示さなかった。
(2):英国 ロックダウン全面解除を延期
ジョンソン英首相は、新型コロナウイルスのインド型変異株の感染が国内で拡大している事を受け、6月21日に行うはずだったロックダウン(都市封鎖)の全面解除を7月19日に延期すると発表。もっとも、事前に延長の方針が報じられていた事もあってポンド相場への影響は見られなかった。
(3):米長期金利1.50%台を回復 ドル円上昇
翌日からの米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に米債売りが優勢となり、10年債利回りが一時節目の1.50%台を回復。これを受けてドル/円は110.10円前後まで上昇し、6月4日以来の高値を付けた。
14日(月)の株・債券・商品市場
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本日の見通し
ドル/円の見通し:上昇ピッチ鈍る公算
昨日のドル/円は110円台を回復して続伸。米長期金利の上昇を手掛かりに、今月4日以来の高値となる110.10円前後まで上値を伸ばした。本日から始まる米連邦公開市場委員会(FOMC)を前に米債売りが優勢となっており、10年債利回りは一時1.50%台を回復。こうした流れが続けばドル/円は4日に付けた110.33円前後の直近高値を更新する可能性もあろう。
ただ、FOMCが今会合でテーパリング(量的緩和の段階的な縮小)を表明するとの見方は少数だ。にもかかわらず米長期金利とドルが上昇した昨日の動きは、持ち高調整が主導したものと考えられる。
本日のドル/円は、FOMC前の持ち高調整一巡で上昇ピッチが鈍る公算が大きい。なお、本日のNY市場では米5月生産者物価指数や米5月小売売上高などの経済指標の結果にも注目が集まりそうだ。
注目の経済指標
注目のイベント
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