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ドル・円は底堅い値動きか、米長期金利の上昇一服でリスク選好も

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は底堅い値動きか、米長期金利の上昇一服でリスク選好も」

1日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。前週の米長期金利の上昇による混乱はいったん収束しているもよう。それを受けた株価や原油価格の持ち直しにより、リスク選好的な円売りが主要通貨をサポートしそうだ。

前週末の取引で米長期金利の上昇に対する警戒感から世界的な株安に振れ、リスクオフのドル買いが主要通貨を下押しした。ユーロ・ドルは1.2060ドル台に下げ、ドル・円は106円台半ばに浮上。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)当局者から足元の金利高への懸念は示されず、リスク回避のムードは後退している。週明けアジア市場で日経平均株価は強含み、クロス円は堅調地合いに。中国の財新製造業PMIは予想を下回ったものの、先行きを不安視した円買いは抑制された。

この後の海外市場でも、長期金利の動向が注視される。今月16-17日の連邦公開市場委員会(FOMC)が意識されるなか、当局者からは直近の長期金利の上昇について妥当な動きとの見方が示されている。それを受け、今晩発表のISM製造業景況指数が予想通り前回同様の高水準となれば、景気回復期待から金利高・株高を背景にドル買いが見込まれる。一方、長期金利の急激な上昇は収束し株価や原油価格が持ち直しており、リスク選好的な円売りが主要通貨を押し上げる可能性もあろう。

通貨別分析

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